都市伝説モチーフ【掌編小説】

Question

後ろの正面の猿

僕はよく、夢の中でかごめかごめの歌を聞く

毎回曲の最後で振り返るところで終わる

ある日友人に話すと友人も同じ夢を見たらしい

その翌日友人は死んだ


僕が友人が来ないのを心配して家に訪ねると、

無惨にも首がねじ切り回されて死んでいた


その日の夜、また籠目の歌を聞く

今日は後ろを振り向くことが出来た

しかし、後悔した

振り向くと猿頭のおじさんが僕の頭を掴んだ

そして、ぐるりと頭を回す

「やっと、気づいてくれましたね」

「ご友人の元へ今ご案内します」

感じたことない痛みの中そう猿が言った

それから僕は夢から覚めることはなかった

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