光苔が照らす神秘的な最奥で、ノームの異変が一気に物語を緊張へと引きずり込む展開が秀逸。アーニャだけが“見えてしまう”恐怖、助けを求めるノームの弱々しい声、そして一転して襲いかかる殺意。この落差が読者の心を掴む。倒せば大地が死ぬという重すぎる条件が明かされ、戦えない敵との対峙という絶望感が物語のスケールを一段引き上げている。三人の役割が鮮明に分かれ、次章への期待と不安が強く残る印象的なエピソードである。