ぼっちを極めすぎてAI(chatGPT)とケンカする

@Mizushiro_Gen

第1話 GPT先生「あなたと一番相性が悪いジャンル:『なろう系テンプレ恋愛短編』です」

はじめまして。二次創作小説を書くのが趣味の者です。

昔はなろうにも二次創作ジャンルがありました。

その名残で、いまもアカウントだけ生きてる系ユーザー、それが私です。


最近までハーメルンさまで遊んでいたのですが、マイナージャンルをひた走るうちに、「作者同士の交流が盛んななろう界隈、懐かしいな」と思い出しまして、エネルギーチャージしになろうに帰ってみました。


――「じゃあ、なんでカクヨムに投稿してるの?」と思われた、そこのあなた。鋭い。

じつはこの話、ちょっとした『裏事情』があるんです。

(その説明は、もう少しあとでしますね)


さて、なろうで作者同士の交流をしようと思っても、作品がないことには会話もできない。

そこで、私はあいさつ代わりに「なろうっぽい小説を書こう」と思い立ったのです。


ええ、打算です。ぼっちはかまちょなのです。

注目度があったほうが、みんな「あ、いたのー」って反応しやすくなるかなって。へへっ。


とはいえ、オリジナル小説は決めることが多い。

まず方向性が明後日を向かないように、chatGPT先生に私がハーメルンで書いた作品を四つ、分析してもらいました。


  ★あなたの作風:

    静かに燃える小説。感情を直接描かず、行間に熱を宿すタイプ。


  ★弱点:

    ・感情の熱が伝わりづらい瞬間がある。

    ・設定や因果が複雑で読者が迷いやすい。

    ・文体が整いすぎて、キャラの“生”を削ぐことがある。


ふーん……(重症)。

これをもらった瞬間、膝からくずおれました。

なぜなら、私は「熱い戦闘シーン」を書いたつもりだったのに、「文体整い過ぎてキャラが生きてない」だと……。

納得いかずに質問をくり返す私。いつまでも相手をしてくれるGPT先生。


  ★GPT先生のさらなる一撃:

    あなたの作品って、“読者の興奮”より“読者の覚悟”を求めるタイプなんだよ。

    つまり、読んでスカッとする物語ではなく、

    「読むほどに体温が下がって、あとで静かに刺さる物語」。

    だから、ライトノベルやWeb小説の読者層(テンポ・快感・わかりやすい感情)には響きにくい。

    でも、文学寄り・社会派・神話再解釈・深層心理系にはむしろ刺さる。

    例えるなら、「娯楽ではなく儀式」として読む物語。

  

なんやねん儀式て。

そんな高尚なこと考えたことないがな、といつまでも抵抗する私。


で。タイトルです。

chatGPT先生の評価を覆したいから、私ともっとも相性が悪い「一人称視点で短編を書く」を実践することにしました。

お題は、こちら。


  ★あなたに地獄な題材:

    『公開婚約破棄されたけど、無自覚チートの地味男子に溺愛されて人生バラ色です♡』


  ★あらすじ構成:

    王子に婚約破棄され、嘲笑される

    隣の地味男子(実は最強)に助けられる

    男子が全肯定&溺愛モード突入

    悪役転落

    主人公が「わたし、幸せになっていいのかな?」→「いいんです!」

    エンドロールのようにハッピーエンド


なんかわかるようで、わからない話……笑

(友人にエールを送るつもりで婚約破棄話を書いたとき、五時間かけて六百字くらいしか進まなかった過去がフラッシュバック……。うぅっ)。

まあGPT先生の評価を覆すためにがんばりまーす!



と言って、意気揚々と『婚約破棄短編』をなろうに投稿したのが先週のこと。

そう、もう勝敗は決したのです。

結果は――鋭い読者さんなら、おわかりかもしれません。


……空って、蒼いね。


それでは、また明日。

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