第一章成功と失敗を繰り返す者達
第1話漂流者アレン
~~物語説明~~
この物語は異世界からぬいぐるみ界へ漂流してくる主人公の異世界人がぬいぐるみ界を色んな手段がある中で生存戦略を考えて実行していくその判断が禁忌や社会的タブーに触れて死んだり消滅するのかそれか成功するかの物語で主人公交代制の物語でもある死んだり消滅したりするとその主人公の編は終わって次の主人公が漂流してきます。
~~ぬいぐるみ界大ARKフェクト共和国連邦首都フェクトディア~~
タワーマンションとモダンハウスが大量に建てられており地上と空中には車が走っており外縁には天使の聖域があり
中心地には創造神宮廷と最高神宮廷がありその宮廷の周りに各部の本部があり自動統治機構シャーナクルシュがある
独立した世界にて。
そんな世界にぬいぐるみ界の日常である異世界からの漂流者アレンがフェクトディアのコロシアム前に漂流した。
アレン:「ここは…どこだ?」
アレンはぬいぐるみ界のことを知らなかった、いや当たり前だったアレンの異世界はぬいぐるみ界とは無縁の世界で
いたからぬいぐるみ界のことなど一ミリもわからなかった。
周りを見回すとそこは巨大なコロシアムがありそのコロシアムに大量の声援と戦いの音アレンは異世界の戦士だったため
ろくに情報収集せずに勝てるだろうという慢心でコロシアムの選手に出場した。
アレンの初戦の相手は普通級の剣士ウォルドつまり無名の剣士だった。
試合が始まり、一瞬で決着が着いたウォルドが剣を振りかざした瞬間アレンは一撃で倒れたが回復されて生き返った。
アレン:「俺はまだ…戦える…」
審判:「はい~負けは負けなので退場してくださいね~」
アレンは審判に引っ張れながら退場された。
観客:「あいつ、何だったんだ??」
アレンはコロシアムを出てそのままフェクトディアの街中を歩いていた。
アレン:「強さが必要だ…俺は強さをただひたすら求める…」
その言葉を聞いたぬいぐるみ界の民達はその言葉を聞き物理的に距離を取った。
ぬいぐるみ界の掟でただひたすら強さを求めるということは弱くなり見捨てられ没落するとありアレンはそれを選択してしまった。
しかもその掟の続きは誰かを守りたい自分を守りたい奴だけが強くなるでこの掟は絶対的に起こる完全な秩序と理の中でアレンは
一番行っちゃいけない道に進んでしまった。
その姿はぬいぐるみ界の民をもトグもたかフェクトも監視対象から外した。
アレンは道を歩いているとぬいぐるみ界の民達から冷たい目で見られ距離を取られる。
アレン:「なんでだ?なぜ俺を避けているんだもしかして集団的存在遮断か?」
それは完全な勘違いであった、ぬいぐるみ界の民達はただひたすら強さを求める者は避ける無理に関わろうとしない。
アレン:「あぁそうか俺の力が足りていないからか強くならないと…」
アレンは再びコロシアムに参加した。
その後何度も初戦で敗北して蘇生を繰り返し次第にアレンは存在が消失寸前になっており半透明状態であった。
審判:「えーと?誰あれちょっと!存在がない選手が参加しています!」
アレンは誰から認識されないようになりついにはコロシアムに参加ができなくなった。
アレンは半透明の状態でフェクトディアの街中を歩き回るがぬいぐるみ界の民にぶつかるとそのまま透けて突き抜けた。
アレン:「え?なんで?」
アレンは通行人にぶつかったはずなのに透き通った。
その時三闘神の一角タルアード・グレビティアがアレンの目の前に現れた。
タルアード:「こんにちは、愚か者さん」
アレンは顔の表情がわからないほど半透明であった。
アレン:「…」
彼は喋れないほど存在が消失しかけていた。
タルアード:「しょうがないですね今回だけは特別に存在を回復させて掟を教えてあげましょう」
タルアードがそう言うとアレンの存在を元通りさせて掟を教えた。
タルアード:「ぬいぐるみ界の掟それは絶対に起きる掟ですその掟は」
「強さをただひたすら求める奴は弱くなり見捨てられ没落する. 誰かを守りたい自分を守りたい奴だけが強くなる」
アレン:「それでも俺は…強さを…求める」
タルアード:「人の話聞いてました?」
アレン:「いや全く聞いていないそれよりお前を殺す」
アレンがそう言うと剣を持ってタルアードにきりかかったがタルアードは剣を天使の杖で防御してそのまま剣を押し切ってアレンは少し後ずさり
アレン:「な、なんで!!勝てないの!!そうだ、強い者お前を倒せばきっと…」
タルアード:「子供みたいに泣きわめかないでくださいより弱く見えますよ?」
アレン:「てめぇなんだって?死にやがれ」
タルアード:「死を晒すのは貴方です」
アレン:「はぁ?女の癖に何言って…」
その瞬間アレンは腹にタルアードの膝蹴りをかまされた。
アレン:「ぐはぁ!?」
タルアード:「ぬいぐるみ界では男も女も関係ありません全員性別と種族問わずに戦います体が壊れるまで」
タルアード:「それと理解してくださいねこのぬいぐるみ界の掟を」
アレン:「…意味わかんねぇよ…」
タルアードは去ってそんなアレンを見て周りのぬいぐるみ界の民達は
民1:「この世界での掟を知らないとは終わったな」
民2:「ついでに性格まで終わってやがる救えないな」
アレンは立ち上がって俯いた。
アレン:「俺が悪いのか…?強くならないと…」
彼は結局強さを求めた生きているゾンビのように、強さが彼を蝕んだ。
アレンはその後もコロシアムで戦い続けた。
審判:「また勝者オルドス選手!」
観客:「またなんだけ?あいつ?また敗北したよな」
次第にぬいぐるみ界の民達はアレンの名前すらも存在も忘れていった。
次の日も次の日もアレンは敗北したその度にアレンという存在は欠片の様に朽ちていった。
アレン:「な…ん、で…つよ、く…な、らない、んだ…?」
誰だけ?彼の名をどうやら忘れてしまったようだ彼はそのまま存在が消滅した。
ぬいぐるみ界に彼の剣だけを残して消えていったその剣だけが彼の遺産だった、
彼の剣は民達の足で踏まれ誰からも拾われずその剣にはアレンと彫られていたその名を見るたびに誰だこいつと民達は踏んでいったそれが彼の結末であった。
彼の物語は終わりを告げた。
第一話「漂流者アレン」終了…次回第二話「観測者の呪い~~漂流者リュシア~~」
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