学園暮らしの男は楽に生きたい
ルセイ
第1話
王立学園アクト
アクト王国の貴族学園
『我々、王立学園アクトはアクト王国最高峰の学園。君たちがこの学園に入学できたことは人生の中で多く学ぶことになるだろう。これからの難問が負け受けようと1人ではない。悩みを教員や友人と話し合って共に高み合う生活を送る。それがこの学園の大切なモノだ』
学園長からの挨拶
長々と言われることはなく、簡潔に述べられた。
魔道具でたくさんの入学生に聞こえるように工夫されていた。
体育館に集まるたくさんの生徒たち。椅子に座って入学式をしていた。入学生は160名
その中に黒髪金眼の男がいた。
「ふわぁ〜…眠い」
この俺、ユリ・アザライト。別に貴族ではない。一般家庭に生まれた一般人だ。この学園に入学した理由は単に親に勧められたからという理由だけで入学した意欲のない人間。
庶民生まれは別に学校に通わないといけないとかそういう面倒なことはない。一部の庶民しか通えない学園。貴族なら強制だが俺は別にそういうのは特にない。貴族じゃねえし
学園長の挨拶が予想以上に短いことに驚くどこにでもいる学生。長々と話すかと思っていた偏見をしていたと謝りたい気分だ。まあ、直接謝るとかやらねえがな
思っていたことを口で喋ってしまったなら謝るが頭の中で思ったことならまだセーフ。言い訳?まあ、言い訳だな
入学する生徒は160名
1クラス40名
4クラスに構成されている。
赤クラス
青クラス
白クラス
黄クラス
と色別になっている。
赤クラス
実力のある生徒のみ
青クラス
貴族しか入れない
白クラス
庶民しか入れない
黄クラス
貴族と庶民関係なく、入れる
という感じだ。ってわけで俺は青クラスに入ることはできないってわけだ。青クラスは貴族のみで構成されているクラス。この説明を知ってる理由はこの紙だ。体育館に来る前に教員か分からねえけど貰った
赤クラス
生徒の中で特に強い上位40名で構成されるクラス
青クラス
貴族生まれの生徒のみで庶民は入ることはできなく、国関係なく、貴族生まれという条件を達成している生徒のみのクラス
白クラス
庶民生まれのみで貴族は入ることができなく、同じく、庶民生まれという条件を達成している生徒のみのクラス
黄クラス
生徒の中で特に弱い下位40名で構成されるクラス
詳しい情報はこんな感じ。言えば実力主義ってわけだ。実力主義の学園のどこに友人に悩みを打ち明けることができるのやら…理解できない。現実と言葉の矛盾を学園長という学園のトップが言うと教員も似たようなものだろう。下は上に似るのは実はわかりやすい
「はぁ…」
入学式が終わって歩いて売店に着く。缶コーヒーを購入して開けて飲む。
「うまい」
コーヒーはいいな。ん?
金髪に青目の髭の生えたおっさん教員が来た
「新入生だろう?ささっと戻るがいい」
「休憩時間10分あるでしょう?なぜ?」
「10分でコーヒー1本飲み切るか」
「イエス」
「…はぁ…まあいい。時間に遅れるなよ」
「分かりました」
教員は去った。
「…まあいいか。アチッ」
このコーヒー少し熱いな
_____
小説家なろうにも投稿しています
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます