幕間 王都リバース



 王都に向かい馬を走らせること1週間。

 オニクセル領は大変賑やかだと思った。

 しかし、いくつかの領地を過ぎたが、更に賑やかな町も多かった。

 ワーズウェントの王都リバースに着くとその規模の大きさに驚いた。


 青い城壁に囲まれた城下町はやはり青い屋根の建物が並ぶ。町の中央に王城が、そのすぐ横には真円の湖がきらめいていた。

 湖の周りを緑豊かな木々が生い茂り、王城の対岸には離宮も見える。


 リバースはその昔、星が落ちて来て、当時あった王城と町は吹き飛んだそうだ。

 たまたま辺境へ静養に出ていた姫と弟の王子が生き残ったが、復興には10年近くかかったという。

 姫は民に安らぎと希望を与え、聖女として崇められ、今では信仰の対象となっている。

 神には祈らず、聖女に祈りを捧げるらしい。

 復興後、王都は祈りを込めてリバースと呼ばれるようになったそうだ。


 星が、落ちてくる…。想像もつかない。

 だが実際に目の前に広がる湖は、星がぶつかったあとに水が湧き出したのだと言う。

 壮大な話だ。

 グレンはこの神秘的な湖に魅せられ、以降息抜きと称して度々湖畔を愛馬で巡った。


 ここで運命の再会が訪れるのは、数年後の話である。

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