人を呪わば穴二つ、とある。
ネットワークやSNSの普及で、情報過多の時代。
生き物が、住まう環境に適応するように、人ならざるものもまた、その環境に適応する。
そも、呪いとは、不幸や災難が降りかかること。
では、何から? どこから? と疑問がわく。
風邪を移されたのなら、移した人間が原因のように。
流行りの祠を壊したや、定番の呪いの映像を見たなど、必ずや源泉たる因果がある。
あるはず、なのに、この作品、どこか変?
本来なら、原因であろう因果を排すれば解決するはず、はずなのに、止まっていない。
答えも、何かも、最初からあった。
あったのに、気づかせない、最後まで気づきにくい。
確かに言えるのはひとつだけ……不条理な何かがあった。