生まれつき声が出ない少年という切実な設定と、彼が唯一信頼する「無機質な音」の美学が丁寧に描かれており、物語の根底にある音楽への誠実さが伝わってきました。
最新鋭の滑らかな声ではなく、あえて感情の起伏がない最初期のチョーカーデバイスを愛用する深琴のこだわり。そこに「音楽の純粋さ」を重ねる描写が、彼のストイックなキャラクターを際立たせています。
黒背景のインスト動画、三桁の再生回数、そして有名になることを夢見る青臭い妄想。クリエイターなら誰もが共感するような「静かな情熱」が、読み手の応援したい気持ちを刺激してきます