シンプル過ぎるタイトルにスルーしちゃうと、読まなかったことを後悔しますよ。
これは少年の日の、友達との確執、親からの愛情、淡い初恋、恐怖体験、自分だけの秘密、そして動物との交流という、オールインワン小説。誰もが心当たりのある少年期の思い出が、ノスタルジックに詰め込まれてます。
中でも白眉は、犬の描写。犬は人間の気持ちがわかるのですよ。悲しみも苦しみも。それを、何も語らぬ犬の表情で描き切る巧みな筆致には舌を巻くでしょう。
私が保証しますので、タイトルだけで決めつけず、読んでみてみてください。感動です。