冒険者エメラと魔獣ダンテは、鉱山の街「ヴェルディア」に到着し、かつてエメラの家にあった「謎の石碑」がこの街にも存在することを知ります。
そんな中、鉱山で事故が発生し、救助に向かった二人は、現場に残された痕跡から事故の裏に潜む陰謀へと迫っていきます。
本作の特徴は、圧倒的な秘術を扱うエメラと、口は悪いが観察力、嗅覚に長けたダンテのバディ構造です。
シリアスな捜査の最中にもクスッと笑える会話劇が挟まれ、エメラの鋭い知性とダンテの優れた五感が事件を解き明かしていく展開はスリリング。
五感に訴えかけるような情景描写が素晴らしく、日常の温かみと緊張感あふれる事件のメリハリが巧みに描かれています。
緻密な本格サスペンスの構造とリアルな現場の描写によって、一気に物語の世界へ引き込まれます。
重なる新たな謎と先の読めない展開に満ちた本作を、ぜひお楽しみください。