本作は小説のような文体ながら、音楽、アニメ、ゲームといった数多くの名作オマージュが織り込まれた作品です。
日本人なら「フフッ」となるシーンも多々あります。
本作は日本のサブカルチャーコンテンツがめちゃくちゃ好きな台湾の方が作った、熱烈なファンメイド作品とも言えます。
話の流れは、それらオマージュ作品のどれとも類似していない、独自の展開で進みます。
要は先が読めません。
「NEXT STEP : 桜流し」は静謐な、桜が流れるような雰囲気なのですが、更なるNEXT STEPでまたガラッと変わります。
手触りは「SF×コナン」です。これに加え、SF側にハード性と哲学性があるため、難易度が1段階上がります。
とはいえミステリーとしてキチンと謎は解かれます。
何より難しいのは、おそらく本作には「多層の仕掛け」が眠っていることです。
感覚としては「宝探し」が近いでしょうか?私は全部見つけられていません。
この謎を解くのは、あなたかもしれない。