第2話 どんなゲームなの?

『食べたいよ』ダイスゲーム

プレイヤーは6個のダイスを振り、役の成立・ハイスコアを目指します。ルールは『ヤッツィ―』に似ています。


い)ダイスロールは一人一手番につき3回行える

まず、手番が回ってきたプレイヤーは、ダイス六個を1回振ります。そこに望む出目があればそれを採用し、スコアを記入します(手番の初回のみで4点を超えたら、【チャレンジ】へと進みます(※後述))。しかし、その一投目で満足できない、あるいは役が成立しなければ、新たに役として揃いそうな出目を残し、残りを再度振れます。それでも満足いかなければ、二度目の再ロールが可能。そのロールで役ができなければ、その手番で得た点はゼロとなり、手番は次のプレイヤーに移ります。最初にします。


例えば、「食」「食」「べ」「た」「た」「よ」が出たとします。これでは役ができないので、「食3」を目指して[食」以外をロール。「食」「食」「た」「よ」「よ」「よ」。今度は「よ3」が役として成立しました。ここでやめるかどうかが運の分かれ目といえましょう。この役の点数である2点をスコアとして記入するか、「よ」を残して他の「3」などを狙うか、あるいはすべてを振り直してまったく新しい出目を目指すかは、プレイヤー次第です。仮に役が何も成立しなければ、その手番で先ほど得た2点はゼロになってしまいます。


スコア:

🧍3(「🧍」が3個)5点

食3(「食」が3個)3点

べ3(「べ」が3個)3点

た3(「た」が3個)2点

い3(「い」が3個)2点

よ3(「よ」が3個)1点

🧍6(「🧍」が6個)10点 

食べたいよ+n  20点

食べたいよ🧍   30点


例:プレイヤーは一投目を振り、「た」「た」「よ」「よ」「食」「🧍」の出目を得ました。これでは役にならないので、一回目の再ロールを行います。「た3」のコンボを狙い、「た」「た」をキープして脇によけ、残りの4個・「よ」「よ」「食」「🧍」を振ります。ところが「🧍」「🧍」「食」「べ」が出てしまいました。最後、つまり二度目のロールに挑みます。ハイスコアな「🧍3」を狙い、よけておいた「た」「た」をふたたび手元に戻して、今度は「た」「た」「食」「べ」を振り直します。結果は「🧍」「🧍」「🧍」「い」「い」「い」の二役、計8点でした! スコアを記入し、手番を次の人にうつします。この例では、後述する【チャレンジ】に挑める点数です。


に)食べすぎに注意せよ ~【食べすぎチャレンジ】~

ここで、ひとつの魅力があります。最初のラウンドにのみ、ひと手番(3回のロール)のうちに合計点数が4点を超えた人は、【チャレンジ】をすることが可能になります。そこまでのスコアを記録して手番を次の人に渡すか、さらにゲームを続けるかを選ぶことができるのです。後者の場合(挑戦する場合)、「【チャレンジ】します」と宣言してください。通常通りダイスを振って役の獲得を狙うのですが、。逆に、役が出来た場合、その役の点数を得、そして更に次の【チャレンジ】に挑むか選べます。その新しい【チャレンジ】で一投目に役が出来なければ、【チャレンジ】挑戦の権利は消滅します(再び4点を得るまで、【チャレンジ】には挑めなくなります。当然ながら、失敗するとスコアはゼロです。【チャレンジ】に成功した場合、どんどん次の【チャレンジ】に挑めますが(3度ロールではなく、都度一回のみロールで判断)、「食べすぎ」になる危険が伴います。

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