フェアリーテイム
@neokanappe
第1話
2050年急な大地震と共にマナが生まれる。
その地震は不思議と揺れるのだが津波など無く物も揺れてるのに落ちない。生物にしか分からないのではないのかと言われた。そして感じたのだマナを。
原理は不明だがそのマナというもので魔法が発動でき、野生動物は見たことない形へと進化し、山や森林や洞窟などは変異した生き物、「魔物」を発生させた。それを「ダンジョン化」と ここまでゲームみたいなものだ
総合して科学では証明できない天変地異が発生した。
地震が起きて異変がおきまもないころ、各国は異変に対応すべく軍を派遣、変異した動物の駆除と対処法に翻弄され多大な犠牲をだした。
その最中体内のマナを通わせて攻撃した者がいた。すると魔物にべらぼうにきくのだ。銃弾や爆弾よりも接近戦でやった蹴りがそれを示した。弾にマナを通わせるのは一部の人間にしかできなく殆どが接近戦にシフトされた。そしてここから不思議なことに魔物を倒した者がスキルを獲得したと言うのだ。これがまたゲームが現実に来たのだと日本を始め各国が同調した。それからは数で押し、山や森林などを制圧し制御、魔物の発生を研究し、安全区域を作り洞窟を除いたダンジョンを安定化させるなどに至った。
各ダンジョンからは豊富な資源、未来エネルギーがみつかり温暖化対策にもなり洞窟のダンジョンは階層があり制圧制御はできず、今だに走破に至っているダンジョンはアメリカの都市神殿ダンジョンのみでその際に活躍した英雄八神のおかげ。日本人も2人居て
って話聞いてるか!そこ!鈴木!
鈴木: はい!済みません!聞いてます…
机の中でスマホを見てるのがバレてしまった
YouTuberの配信時間のためSNSのチェックがしたくなってつい…
周りの視線を集めてる!しんどい!!
先生 : 歴史の授業だからと雑に受けるな!皆んなも大学受験に出ないと思ったら大間違いだからな!授業は聞くように!
先生が満足したのかまた授業が続行された。
くすくす
ゴミが
スキルなし君やん笑
オタクくんさぁ…
鈴木 : はぁぁ…
悪目立ちしてしまった最悪だ
ただでさえスキルなし枠で肩身が狭いのに
先生: お前ら私語は休み時間しろ。そこ高木!ここの8人の各スキルと特性、発言した理由場所を…
高木 : ええ!?クソ ええと
ダハハ
陽キャ達が身内に刺された奴がいて控えめな笑いと女子の笑顔
陽キャというカーストも性格も真逆の存在、ついでに体型も…俺のこのぽっちゃりがスキル無しと噛み合ってレア個体になってる
底辺であるが故にそれを見て下には下がいるとカーストが低い層にも哀れみの目だ 泣
鈴木: クソ…俺もスキルがあれば…でも普通に怖い…なんで魔物倒さないとスキルが出ないんだよ!でもそろそろいかなきゃな、はぶかれてるのも辛いし
今は2080年、ダンジョンやマナの概念が広まってから30年、親父もママもスキルを持ってるし多少仕事や日常の生活にも役に立っているのは知ってる。
昔はみんなでスキル取るぞと計画的に進められたのは昔の話。30年も立ってると法律が安定して怪我しないようにや、冒険者(ダンジョン内で魔物の素材や調査などのまんまゲーム的な仕事)にお金を払いスキルだけ獲得するために同行する。大体10万ぐらいらしいがそんな高い金額出せるかとなる。なら親と行くか友達数人と入り口付近でやるのが常套手段。早くて小学生遅くても大体中学生終わりまでか高校生頭には皆んなとってる。
そんな俺は高校2年で来週から夏休み。確かにスキルないやつは何人か学校に居るが、そいつは将来仕事が決まってて将来性があるか頭いいか、そしてそのどちらでもないとまあこうなる。友達は居…無理だな今は話しかけられない。親とはちょっとな攻撃スキルでもないし怪我したら怖い。俺も怖い。
省かれるのしんどいのはわかる。
…仕方ないから夏休み行くぞ!!
そんなこんなで4時間目にて終了
夏休みが近いので宿題だけ出ている。さっさと別の日の自習の時間で終わらせてるので余裕だ。
昔程宿題はないに等しいと親父が言ってたがいらんだろこんなん。
金曜日であるため三連休がはいるのだ!
誰かと友達と遊ぶ?約束?用事?ないない。
オタク友達は中学生や高校一年生の時居たが俺のせいで空気が重くなるといけないので二年生になってからは距離を置いてるすまん。スキルとれたら自慢してやる!向こうが相手してくれるか怪しいが…
それなら三連休でスキルを獲得!夏休みでスキルを手に入れた新しい自分で夏休み終わりに新しく生まれ変わった俺という形になる。遅めの高校デビューだな!
輝かしい未来が後をたたない。ぽっちゃり君は剣を持ったり杖を持ったり槍を持ったりと妄想しまくりである。
ダッシュで家に帰ると部屋に飛び込み土曜日の準備をする。
鈴木 : ただいまーーーー
ママ : おかえり!裕介!急いでどうしたの!
鈴木 : なんでもなーい!
2階にドタドタと駆け上り行く息子
ママ : はぁ… おっと!
マナで風を作り火加減を調整する
ママ : あの子いつもしょんぼりしてて心配してたけど、夏休みも近いし嬉しいのね?今度家族5人でどっか行こうかしら?
2階の自分の部屋を強く開け
鈴木 : ヘイ!シェリー!初心者用の冒険者グッズ!
済みません。よくわかりません。
鈴木 : んなアホな
シェリーちゃんは諦めて手入力で調べる
初心者 ダンジョン 洞窟 装備 ソロ
ヘルメット無理なら帽子 長袖 長ズボン 走りやすい靴または安全靴 可能なら武器が滑らない手袋 出来るだけリーチのあるかつマナが通せると思われる武器
大体がこれでテンプレ
あとは課金装備のように鎧やら剣やら盾やらが流れてる
鈴木 : よっしゃ!
名前 鈴木裕介
装備
唾付き帽子 ナウキ
長袖 ユニカロ
長ズボン ユニカロ
靴下 しもむら
安全靴 ワークメン
リュックサック (ご飯や手持ち小物予定)
バールみたいなもの 燃えないゴミに捨てられてたの拾った
鈴木 : 初心者です!🔰これでかつる!!!スライムならいける!!!
鈴木は気付いてなかった。高校生ということもあるが言い訳で調べられる環境があるのにも関わらず皆んなが1人ではスキル獲得に向かってない理由。そう!軽い考え一つで普通に死ぬのが今の世界なのである。(調べれば普通に出るのに何故か読んで無い)1人で行くとしよう敵がスライムだけとは限らないしモンスターだけが敵ではないのである。頭や肩お腹武器どこでもいいので2つ、そして背中に1つがデフォルトでビデオレコーダーが装備するのが普通。そしてダンジョンに入る前には監視カメラと警備員が数人いるのでまず1人の子供はマジで運が良くないと通らないのだが…絶対ではないので事故や行方不明が多発してる。
それが今の世界。今の日本である。
西暦2080年
世はまさに魔法と剣の世界なのである。
鈴木 : 楽しみっすわ!🔰
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作者です!お読みいただきありがとうございます!
更新ペースは大体1-3日に1話でやっていきたいと思います。
あと欲を言うとブックマークや★と♡などで応援してもらえると嬉しいです!
モチベにも繋がりますので出来るだけでいいのでお願いします!
引き続きぽっちゃり君を宜しくお願いします。
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