第22話
夜、式が終わった後。
人気の少ない庭で、湊と結衣は並んで空を見上げた。
「ねえ、湊。高校のとき、あんなにすれ違ったのに……今こうして隣にいられるなんて、不思議だね」
「そうだな。でも、全部必要な時間だったんだと思う。斜めに揺れながらでも、俺たちはここに辿り着いた」
結衣は微笑んだ。
「じゃあこれからも、ずっと一緒に揺れていこう」
「もちろん」
星空の下、二人は未来を誓うように口づけを交わした。
青春は斜めに揺れる @cococh
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます