うんこバトル

人生楽しみたい

青春、それはうんこなり。

うんこバトル


原作;芥川龍之介(マジで嘘)



 ───彼らは、うんこバトルをしに来た者たち。

 うんこバトルとは、うんこをし、うんこを投げ、うんこを喰らう…アメリカホワイトハウスにて1919年から開催された一種の儀式だ。 

「さぁてと!昨日にんにくとねぎ食いまくったし今日はくっさいのたくさんするぞー!!」

 「え?何これうんこしていいの?今うんこしていいの?出すよ?」

 彼ら、うんこの戦士は毎年抜擢される者たちだ。今回のうんこバトルもホワイトハウスをブラウンに染めるだろう。

「皆さん!!用意はいいですか!?」

 司会者が叫ぶ。それに合わせて皆、野糞のポーズをいっせいにした。

「よーい!!うんこ!!」 

「──ハアアアアア!」

「おぉん!うぉおおおおおおおおおおお!!」

ブリブリブリブリブリチチチチ。

 建物内にいっせいにうんこを出す音が響いた。それはまるで、まるで……一種のハーモニーのごとく広がっていった。

 一番手は、にんにくを食べまくった者だった。

「食らえ!」

 ネチョネチョのうんこを手当たり次第投げまくった。 

 次々にホワイトハウスが茶色くなっていき、悲鳴が広がる。

「最悪!口に入った!」

「ああ!昨日洗濯した白シャツがぁ!」

 しかし、彼らも負けてはいない。

「よくもやってくれたなこのうんこ野郎!お返しのカチカチうんこだよ!」

 カチカチうんこはにんにくニキの顔面に勢いよく直撃した。

「イテェ!うんこで痛くなったことなんて痔以来だぜ!しゃあ追加のうんこするぞぉ!」

 ブリブリブリ。

 にんにくニキの尻から大量のうんこが放出された。

「お前の白シャツ茶色にしてやんよ!」

 にんにくニキが白シャツに向かってベチョベチョうんこを投げようとした時だった。

「やめてくれぇええ!……あ、出る」

 音もなく放出されたうんこは、周りの戦士を後退りさせた。

 ───なぜなら。

「クッセェエエエ!」

 ものすごく臭かったからだ。

「すいません。私の便すごく臭いんです」

 ただそれだけ言って白シャツは、うんこを片手でガシッと掴み通りかかったうんこの戦士の口の中に押し込んだ。

「もが!?」

 最初は抵抗していた彼だったが、虚しく臭いと不快感に耐えられず、崩れ落ちてしまった。

「や、ヤベェぞこいつ……」

 流石のにんにくニキとカチカチうんこ男子も後ずさっていた。

 にんにryとカチカチryはまだ体に残っているうんこを認識していた。そして、なぜ自分がうんこバトルをしにきたのかも、思い出していた。

(俺は、とにかくうんこが臭かったんだ。家族からも、友達からもからかわれて……。それでこの戦いを見つけたんだった……。うんこバトルに勝てば、認めてもらえるかなって思って……。それでうんこバトルに参加して今いいところまで来てるんだ。……だから、こんな奴には負けれない。負けてたまるものか!)

 にんにくニキは何かを決意した表情になった。

(はぁ〜うんこ〜。うんこが残ってる〜出そうかな〜)

 カチカチうんこ男子の顔が引き締まりガチうんこモードになった。

 にんにくニキはカチカチうんこニキに向かいまさにうんこのような顔で叫んだ。

「うんこ!用意はいいな!いっせいに出すぞ!」

「糞!!」

 ブリブリブリブリブリチチチチプッパーブリリリ。

 渾身のうんこが二人のケツから出まくった。

 やがてうんこ同士は密着し、巨大な一つのうんことして生まれ変わったのだった。

「いくぞ!カチカチ!」

「小便一町糞一理!!」

 二人は巨大なうんこをそれぞれ持ちながら白シャツに突進していった。

「は?チョットマッテチョットマッテ……」

「オラああああああ!!」

「はあああああああ!!」

 巨大なうんこが、振り下ろされる!

「これもう開示だな。震えてねむ……」

 ベッチョーン!

 ───決着は、ついた。

「勝者!にんにくとカチカチ!」

 

 大810回うんこバトルは、こうして幕を閉じたのだった。


 続編。乞うご期待しないでうんこして寝ろ。

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