とある教師の日記 / 著者不明・編者レサトステ・イマベシュ

夕藤さわな

【まえがき】

 旧王都・アソジェダの住民が一瞬にしてミイラ化し、命を奪われた〝アソジェダの悲劇〟。この本はその1週間ほど前まで旧王都・アソジェダの南にあった重要都市のひとつ・セグテーベに暮らしていたとある平凡な魔族、とある平凡な教師が遺したケテ暦238年の日記である。

 〔〕は編者による補足。

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