仮想空間

「我々が生きているこの世界は、コンピューターが作り出した【仮想空間】の中の一部に過ぎないのだよ!!」


「「な! なんだってー!!」」



・・・



愚痴日記を書き始めて、一日に何度も投稿する日もあるぐらいはまっている。


そして、不思議なことに今まで凡庸で寝るだけだった自分の人生にも、何かしらの日記のネタになるぐらいの(小さな)イベントが起こるようになった。


そのことに引き寄せの法則的なのを感じる。


これから書くことは、統合失調症患者の妄言として聞き流されてしまうかもしれない。


だが、この世界が仮想現実といわれる、いわばゲームの中のような、自分の周りしか知覚できない狭い世界だと仮定したらどうだろう。


そして【私の世界】を作った創造主はもう飽きて放置している。


そんな世界が時空に無数に存在するのだ。


ドキドキしてこないだろうか。


宇宙は広い。


どころか、世界だけでも広いのだ。


自分が見える世界は世界地図に針をぽつんと落としただけの部分で。


沢山移動しても車か電車かだ。


新幹線で北海道まで行けば、処理落ちは起こるのだろうか?


きっとそんなことは起こらない、新幹線の移動速度では遅すぎる。


話が散らかってきた。元に戻そう。


「この世界は! 仮想(以下略)」


根拠は。

世界が、自分に都合がよすぎないだろうか、ということだ。


新聞にテレビやSNS、ネットで見るに、まだまだ不幸な人間がいるが、それを見るたびに何故自分がそちら側に廻らなかったのか困惑する。


反対に上を見ればきりがないぐらいキラキラした人たちもいる。


その中で、自分が【ほどほど】になるように調整されたような世界に生きている。


そりゃあ、死にたくなることの5億回ぐらいはあった。


今の精神状態が落ち着いているだけで、希死念慮に襲われているときは、何もかもを憎んでいるものだった。


しかし、絶望の山場を越えたら待っているのは予想以上に空虚な世界だ。


生かさず殺さずの調整をされているように思えてならない。


だから、コンピューター君の処理落ちを狙って、やりたいことがあるなら自由になんでもしてみるのがいいかもしれない。


この世界が……自分に都合の良いプログラムで出来ているうちに。


いつ【創造主】がダイレクトに操って破壊しに来るかわからないのだから。


神は死んだ?


いや、神も見るのに飽きたんだよ、私の人生に。


そしてたまに羽目を外すと、どん底に突き落としてくるんだよ。


「調子に乗るなよ」とか言いながら。


神も暇な奴だろうからね。


≪みなさーん! 精神病患者の妄言に耳を貸してはいけませーん!!≫


くそっ! 変なこと書いてもいいだろ! ここは愚痴日記だぞ! 自由なんだ!!


離せー!!!


・・・


日記はここで途切れている。。。。。。。













  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る