周りを見ても暗い顔

寒くなってきたのでデブな自分としては暑くなくて助かる。


しかし、昔は布団にくるまってぬくぬくするのが大好きで一生このまま過ごしていたいしできるなら幸せだと思っていたが、まさか眠るのが苦痛になるとは思わなかった。


布団の柔らかい肌触りを半袖半ズボンで感じ、しばらく布団の中で一人うごうごするが、うとうとしてくると針を刺されたように体が跳ねる。


これが辛いのだ。むずむず症候群といわれるらしいが、これが起きると頭を掻きむしり叫びだして布団を蹴って走り回りたくなる。


だから、散歩に出かけることにした。


夜散歩だ、正直怖い。


だが、一日3000歩は歩かないと糖尿病が悪化して足を切断して一生後悔することになるだろう。


が、理由もなしに散歩できるほど自分の意志は狂人(強靭)ではない。


犬でも飼えればいいのだが、猫派だ。


ポメラニアンとコーギーは可愛いと思うが、柴犬は昔吠えられたのでNG。


そんなことより歩く理由だ。


マップアプリで【深夜まで開いている店】【家から近い範囲】を調べたら、僥倖か災難か。


24時間営業のラーメン屋が、2000歩ほどのところにあるのだ。


往復4000歩。ちょうどよい距離だ。

が、ラーメンを食べたら糖尿病的にプラマイゼロなのでは……トムはいぶかしんだ。


それに、値段もばかにならない。


業務スーパーのカップラーメンが100円程度なのに対し店のラーメンは1000円はする。10倍だ。


だが、旨いのはたしかだ。


口がラーメンのくちになると、もう行かざるを得ない。


店のラーメンの味を想像すると、業スーの5個入り168円の生ラーメン茹でたのに醤油とウェイパーを入れただけのインチキラーメンは食べれなくなる。


それに歩くのだから健康にいい。


健康にいいから、ゼロカロリーだし、おいしい


      から 


        ぜろかろりーだ

足  痛い   です 


   らーめん 

       うま


・・・


それにしても、夜歩いている人のなんと悲しげに歩いていることか。


自分も人間が近寄ると警戒に身を包んでいるから気持ちはわかる。

月の光を浴びたほうが良い人種がいるのは確かだが、狂おしいほどの月の光は、太陽の光とは真逆すぎて、普通を作れなくする。


それか、たまにでくわす我らとは真逆の陽キャの集団がいて、そのギャップと温度差に皮膚が焼けただれそうだ。


きっと夏ならば犬の散歩の人で溢れかえっていて、ほっこりできただろうに。


ラーメンは美味しかった。


帰ってゆっくりぬるい風呂に入って身体を冷ましながらこれを書いている。


書き散らしだ。こんな文章が似合う。


気に入ってくれる人がいたら嬉しい。


これを読んでるあなたの近くにも24時間営業の店がありますように。


ちなみに、つけ麺を食べた。

量が少なかったのとつけ汁が余ったので、卓上ニンニクチップを入れて混ぜて汁を飲み干し腹を満たした。


ぜろかろr





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