好きな人がアイドルになってしまったら、あなたはどうしますか?
本作は、その問いに真正面から向き合う、とても不器用でやさしい青春ラブコメです。
主人公・優は、応援の作法も分からず、空回りばかり。それでも「好きだから応援したい」という気持ちだけは本物で、その不器用さが応援したくなります。
花束、場所譲り、泣いてしまうほどの感情、全部が格好悪いのに、全部がまっすぐだと感じました。
アイドルの輝きだけでなく、応援する側の戸惑いや痛みまで描いているのが、この作品の魅力。
恋と推しの間で揺れる、等身大の気持ちにそっと寄り添ってくれる一作です。
ニキビ面でひょろガリ、猫背の高校生・優は、好きなコ(恵)に告白して「ごめんなさい」された。理由は彼女がご当地アイドル「メンメンガールズ」に加入するため。「応援してね」と言われた優は、アイドルを応援したことがない状態から奮闘を始める。
初ライブに大きな花束を持参するも「誰も持ってない」「グッズ買う金がない」「最前列から押し出される」と空回りの連続。それでも恵は笑顔で「ありがとう」と握手してくれた。でもアイドルには「恋愛御法度」という厳しい掟が。バイトして金を稼ぎ、友人のゴーゴンと湊に相談しながら、不器用に、一途に、優は恵を応援し続ける。
報われるか分からない片想いを抱えて頑張る少年の姿が、切なくも応援したくなる青春ラブコメ。アイドル初心者のリアルな失敗描写と、思春期男子の友情が絶妙に絡む物語です。