第2話
前回(1話)のあらすじ…恋愛など興味のない幼馴染の香恋と知輝。ある日突然香恋が交通事故に遭ってしまい、車椅子生活になってしまった。そんな彼女を手助けする知輝。そんな知輝に恋が…?!
⚪︎月△日
俺は、香恋の優しさに恋をしていた。(香恋が、誰かに取られてしまうかもしれない、俺は恋愛とか興味なかったけど、告白…してみようかな。)俺は迷っていた。ずっと恋愛もしてなかったし、香恋の事もただ、女友達としか思っていなかった。そんな俺にも恋が実った。今度の帰りにちょっと言ってみようかな…親には相談はできない。何故ならちょっと恥ずかしいからだ。これまで恋愛に興味なかった俺が急に「俺、香恋のこと好きになった。」なんて言ったら、「知輝って、香恋に告白したんだって。しかも香恋からじゃなくて知輝からだぞ!」「うわ、そこは振られて欲しかった〜」なんて言う噂が広まりそうだからだ。だからあまり親には言えない。でもどうはしたらいいのか分からない。友達に相談したかったけど友達の方が噂を広めそうだからだ。じゃあ相談相手がいないならなら、思い切って告白してみよう。嫌われたっていい。きっと香恋は分かってくれるはず。明日に…そう思って俺は寝た。次の日の帰り道「んーはぁぁぁ今日の授業めんどくさくなかった?」「……あ、おう!そうだな!あの先生なんなんだよ…本当」「…知輝?」「ん?どした?」「なんか、悩んでる?今日なんか変だよ。」「え?」俺は迷った、いつ言ったらいいのかタイミングが分からないからだ。「ううん。大丈夫、今日のゲームの事で考えてたから…」「ふふ、またゲーム?目、悪くなるよ!」「分かってるって〜」やっぱり香恋と居ると元気が貰えるそんな感じがした。「あのさ、あそこ行こう?」「いいよ、」あそことは、保育園の時に香恋と一緒に付けた名前。右肩みたいな滑り台があるので、右肩公園と呼んでいる。その、滑り台の前のことをあそこと呼んでいる。(ここ着いたけど今言うべきなのか?!分からん…でも今しかない!)「「あのさ!」」「「!」」「「あ、先どうぞ」」「じゃあ、俺から言うわ、あのさ香恋?」「何?」「お前って車椅子じゃんか?」「そうだね。」「俺はさ、優しい香恋のことが好きだ!良かったら、俺と付き合ってください!」(うわ、実際言うの恥…)絶対振られる、そんな感じで思っていた。「…本当に私でいいの?私って足が動かない車椅子生活になっているんだよ?もっと良い人がいるんじゃない?ほら、美人で高身長であしが動いて、体が不自由じゃない人たくさんいるよ?」「いや、俺は香恋がいい!足が動かない?車椅子?美人?そんな事どうだって良い!俺はお前が好きだ!」「それなら…良いですよ。よろしくお願いします。知輝君!」「あぁ、絶対にお前を幸せにする!約束だ!」「分かった。ありがとう、私同じこと言おうとしたのでも、言うの怖くて、先に言ってくれてよかった!ありがとう、じゃあそれぞれ親に言わなきゃね」「おう!またLineで言うわ!」30分後(あ、Line!)「親に許可貰ったよー」「こっちも!改めて、これからもよろしくお願いします!」「うん、よろしくお願いします。」そう言って俺は香恋と付き合うことになった。その事に俺は、嬉しいが少し寂しい気持ちもあった。でも付き合ったからには、精一杯努力をしないといけない、と思い俺はデートの予定を立てた。車椅子でも過ごしやすい場所に。俺はたくさん迷った。何故なら、車椅子に乗っていても入れる店など気にしたことがなかったからだ。(どうしよう、そんなん気にしたことない…お母さんに聞いてみよう!)「お母さん〜?車椅子も入れる、カフェない?」「何〜?急に〜あ、もしかして、デート?かっこよく行くのよー!えっとね、香恋ちゃん、猫は得意?」「うん。」「じゃあうちの家と香恋の家の間にある道、猫カフェあるから、いってらっしゃい!」「あざーす!」そうお母さんに教えてもらって、俺はLineで、香恋に言う、「明日さー猫カフェ行かん?」「マジ?!え、でも…」「大丈夫!車椅子の人でも大丈夫だって!」「本当?調べてくれたの?!ありがとう!」「明日、行けそ?」「うん!予定空けとく!」次の日…「おっはよ〜!」「おっすー」「じゃあ行こっか!」そう言って俺たちは初めてのデートをした。「いやー今日は癒されたなぁ〜」「ふふ、今日は本当にありがとう!」そう言って俺たちはデートの幕を閉じるのだった。1ヶ月後俺たちは休日に一回はデートをしてカップルとしての仲が良くなっていた。そう言って3年が経ち、デートの帰りに香恋が「ねぇ、明日って卒業式じゃん?大学の」「そうだね。」「明日の帰りさあそこ行かない?話したいことがあって…」俺は、突然のことにびっくりした気持ちと「別れよう」と言われる心の準備が出来ていた。(別れようか…何だか寂しいな)そして次の日、俺たちは例のあそこに行った。「今日はありがとう!ここに来てくれて。」「ううん、大丈夫彼女が言うことだからね。」「じゃあ本題に入るけど、」(別れようだろ?大丈夫彼女が言うことだから動揺するなよ!俺!)「…私こうやって車椅子じゃんでもそんな中知輝は私を好きでいてくれただから、私と結婚してください!」「え?」「あ!急だから!…ごめん嫌だよね。」「いいや!てっきり別れようって言われると思って…」「そんなわけないじゃん!で、返事は?…」「もちろん!いいよ!子供は2人くらい欲しいなー」「もう、子供〜?知輝子供好きだもんね。」「じゃあ今回はそれぞれの家行って許可得よっか。」俺はそう言って家に帰った。次の日俺の家に香恋が来てくれた。そして俺の親は喜んで許可してくれた。その後香恋の家に行った。香恋のお母さんは「本当?!嘘でしょ!もちろんいいわよ!」そう言ってくれた。だがお父さんは「まだ早い!」と、許可を得てくれなかった。が香恋のお母さんが説得してくれ、その場は落ち着いた。その、2週間後くらいに結婚式があった。香恋のお母さんは、なんて言っているか分からないが「ここまで育」まだは聞こえるだが、その後は「@%¥°€$>○=>×」と聞こえない。みんな「何て?」と聞くがごちゃごちゃ言って聞こえない。何回も聞いたら「香恋をここまで育てて来て良かった」と聞こえた。(香恋のお母さん相当嬉しんだろうな本人よりも嬉しがってるやん。まぁ、いいか)そんなことを言っていると俺の友達の和史が「知輝!良かったな!いやーめでたいめでたい」と父親目線で言う。「何で父親目線なんだよ!」そんな結婚式が終わり、俺たちは同居することになった。苗字は俺の苗字の「黒祢刃」になった。読み方は(くろねば)と言うまぁまぁ厨二病の苗字だ。お金は家族や友達が払ってくれると言ってくれた。そんな感じで幸せだった俺だが、ある日悲劇が起きる。それは香恋が、お腹が痛いと言ってトイレから出てこないのだ。俺のお母さんに聞くと、妊娠ではないかと言っていた。まだ22歳だけど早すぎないか?と思ったけど今は妻のためだから、薬局に走った。店員さんに声を掛けられる。「何かお探しでしょうか?」その質問に俺は「はい、妊娠検査薬が欲しくて…」と答える。「妊娠検査薬ですか…えっとこちらですね!このままレジに行きますか?」「はい。」「では、案内しますね。……商品もらいます。1点〜○○円です。ちょうどですね!ありがとうございました!」「ありがとうございます。」と言って俺は薬局を出た。そして検査をすると、「妊娠…」俺はそれぞれの親に電話をしたうちに来て欲しいと言った。そうすると2人ともすぐに来てくれた。「香恋!大丈夫?!」「知輝!香恋ちゃんに何かあったの?」「お母さん達聞いてほしんだけど、香恋妊娠したの。だから明日病院行くから、着いてきてくれない?」と言うと、2人は顔を合わせて「うん!」と言った。翌日、お母さん達は予定よりも早く来たため、朝ごはんを俺は4人分作っていた。(4人分作ることなんてあんまりないな)そう思いながら、俺は朝食を食べた。そして、病院たま検査をしてもらうと4つ子だということが分かった。みんな声をそろって「4つ子?!」とびっくりしてしまった。俺たちはウキウキして帰った。2ヶ月後久しぶりに4人で病院に行くと医者が、「お?あ?え…」と言う。(もしかして…5つ子?!)と思っていたら、「香恋さん…不育症してます…」「不育症?」「はい、不育症とは出産出来ないことです。」「4人ともですか?!」「いえ、1人だけです。多分これは3つ子になりますね…」「そんな…」香恋はお腹に手をポンポンとする。「…そんな…」どうにか元気になれる方法は…俺は「ほらチョコ食べてリフレッシュしよ」とか言うが全部効かない。どうしようかいると、香恋のお母さんが「香恋?あんあ何人産みたかったの?」「3人…」「じゃあぴったりじゃん。だって、4つ子って先生に言われて1人不育症だったっけ。したならちょうど3人よ。3人に4人目の愛情も注いだら?」「うん。そうする」やっと気持ちが落ち着いたみたい(良かった〜)アクシデントがあったけど、出産は出来そうだから安心した気持ちで1日を終えた。
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