第17話デーモンロード確保完了

 デーモンロードが10体確保できた。俺はこれで十分なんだけど、アーリアの方は16体も出来ている。この差はなんなんだろうな。運が良い悪いで簡単に差を付けても良いものなのかって疑問は出てくる訳である。仕方がない事ではあるんだけどな。所詮は確率なのだ。俺の確率が悪いだけで、アーリアが特別だというものでもない。多分だけどな。初期の運が低いのがいけないんだろうとは思うけど、そんなデータは見ることが出来ない。マスクデータを見れるように出来れば良いんだろうけどな。そんな道具は無いとは思う。あったら欲しいくらいなんだけど、無理だろうな。


「そんな訳で、明日には出発するぞ。レジエミールの町には、8日間の移動が必要になってくる。そこでも粘るから、結構な時間が必要になってくるだろう。高原だから、一気に広くなる。洞窟とは違って、そうだな、精霊の泉みたいな感覚で契約が出来るとは思う。問題は回復魔法を使ってくるから、使われたら倒した方が良いんだけどな。とりあえず、ステータスを弄っておこうか。SUPも貯まりに貯まっているから、贅沢に使っていこうとは思っているんだよ」


「贅沢に使えるだけ貯まっているもんね。でも、贅沢に使うって、どうするの?」


「VITとMNDも上げられるだけ上げていこうかなって思っている。ここからは、防御に心配はしなくても良いって感じになるとは思うぞ。だから、VITとMNDは100000まで上げてしまおう。そこからINTを560まで上げる。Cランクから一気に強くなるからな。天使は魔法に弱いと言っても、聖属性はカットしてくるし、INTはその位まで上げないといけない。だから、一気にステータスを上げないといけない訳なんだけど、そのくらいのSUPは手に入っているからな。そこまで気にする必要も無いとは思う訳だ。一気に上げてしまって、困るのはSTRとINTだからな。それ以外はとりあえず100000まで上げてしまおうという訳だ」


「ほへえ。でも、それでも100000以上余るよね? 他は上げないの?」


「一応だが、AGIを上げようと思う。200000まで上げてしまう方がいいのかもしれない。色々と考えてきたんだけど、AGIが一番死なないステータスなんじゃないかって思えてきたからな。何かあった時には、逃げることになるんだし、AGIを上げておけば、逃げ足には困らなくなるからな。最悪の想定をしなければならない時だってあるだろうし、AGIを上げておくのが正解だとは思うぞ」


「解った。そうやって上げておくね」


 そんな感じで振られたステータスがこちらになる。


――――――――――

名前:ベルン

職業:召喚士

Lv:0

HP:600000

MP:202240

SUP:45349


STR:120

VIT:100000

INT:560

MND:100000

DEX:100000

AGI:200000

――――――――――


 極振りとは縁遠い振り方になってしまっているが、これでいいんだよ。これで簡単には死ななくなるはずだ。これで殺される様な事があったら、堪ったものじゃない。確定で殺すって状況にならないと、無理なはずだ。首にギロチンを落とされても死なないんじゃないかな。それくらいの耐久力はあるとは思うんだけど。その為のVITでもあるんだからな。STRとINTは最終的にはもう少し上げるんだけど、100000までは上げないからな。そのくらいには分別が着くというか、ある程度は固定できているというか。


「上げたよ。でも、本当にこれでいいのかな? でも、死ににくくなったのは良い事だよね!」


「まあな。急所を攻撃されても死なないだろうし、攻撃性能が高くないエンジェル系統を相手にするんだから、そこまで苦労はしないと思う。物理は無効化してくるから、十分に注意はしないといけないけど、それでも魔法で攻撃すれば、普通に8割は削れるとは思うからな。魔法に弱いエンジェル系統だからこれで済むけど。……ただ、エンジェル系統はそこまで数は要らないんだよな。経験値的にはもの凄く美味しいから、他の召喚士も居るかもしれないけど」


「あれ? 他の召喚士も居るかもしれないんだ?」


「ああ、その可能性は十分にある。エンジェル系統は魔法で簡単に倒せるからな。ここでレベルを上げている召喚士も多く居るんじゃないかって思っているんだよ。まあ、気にするだけ無駄なんだけどな。俺たちは俺たちのやることがあるんだから。他人は他人だ。気にしないでも大丈夫だ。そもそも関わり合いになっても無意味なんだし」


「まあ、そうかもしれないけどね。INTを極振りしている人たちとは話が合わないんだろうなあって思っているから、覚悟は出来ているよ。多分だけど、話も出来ないよね?」


「多分だけどな。まあ、ここでもデーモンロードを普通に狩りに向かわせるから、かなりの成果は得られるとは思う。それと、上級精霊も狩りに向かわせるからな。他の召喚士が居ても、そこまで競合する事は無いし、どんどんとレベルを上げさせて貰うとしよう」


「レベルが上がることは良い事だよね。でも、上級精霊も出すんだね?」


「まあ、天使には精霊は強いからな。無属性魔法の完全耐性も持っているし、召喚士では絶対に倒せないからな。安心して送り出すことが出来る。ああ、後は、ここで精霊王を作っていく予定で居るから。エンジェル系統のSランクはセラフィムなんだけど、それは10体も作れれば大丈夫だ。それ以上に精霊を精霊王にまでしておきたい。次はスライムを確保しに行くからな。精霊を強くしておくことは悪い事では無いんだよ」


「解ったけど、そこまで経験値が貰えるのかな?」


「貰えるぞ。デビルよりも貰えるはずだ。かなりレベルが上がる様になってくる。一気に強くなれるからな。ここら辺で精霊も強くしておきたいとは思っているんだ。それに、セラフィムは10体も居れば、必要ないからな。そこまで回復担当は多くなくても大丈夫なんだよ。だから、経験値が多い、この場所で、精霊王を作ってしまう。精霊の契約数は結構な量になっていたはずだからな。居なくなるくらいまでは使い込む。居なくなったら、ゴブリンを育てれば良いかなって感じだな」


 この辺で、色んな召喚獣を強化しておきたいとは思っている。予定よりも大分早いペースで回れているからな。まだ100日も経っていないのに、デーモンロードまで確保できてしまっている。大分短縮しているとは言っても、それなりには召喚獣を確保しているからな。これは嬉しい誤算でもある。ゲーム時代よりも、長く遊べるから、一気に召喚獣が充実していっている。このペースで行けば、ドラゴンバレーでかなりの時間粘れるはずだ。まあ、その前に、ヴァンパイアをどうにかしないといけない訳なんだけどな。そっちはそっちで、時間がかかるとは思うんだよ。ドラゴンもヴァンパイアも契約する確率が低いからなあ。かなりの低確率なんだ。それは結構辛いんだよな。


 エンジェル系統のパワーは10から20%ではあるんだが、ヴァンパイアとドラゴンは、同じCランクなのにも関わらず、10%を切る。一説には3%と言われていたっけな。かなりの低確率なので、粘るのが基本ではあるんだけど。その代わり、エンジェル系統の倍以上の経験値が貰える。まあ、エンジェル系統も大概なんだけどな。狩りをやるならここだろうと思う訳だ。圧倒的に経験値が増えるのがCランクの良い所でもあるからな。


 そんな訳で、移動をしなければならない。遅れているとは思わない。同期たちも、居るとは思うけど、そもそもパワーの攻撃を1回食らえば死ぬんだけどな。それに、DEXも初期値なんだろう? 当たるのかね? それが心配だよな。他のターゲットに当たるんじゃないかって思うんだけど。まあ、それでもレベルが上がるからいいのかもしれないが。

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