異世界ファンタジーにおいて勇者のような存在の終活は、恐らくこんな感じになるんじゃないかなと思わせられる作品。且つての仲間の中でただ一人残った老人は、やはり且つてのように「冒険」して「戦って」一つ一つ未練を無くしていく。そして最後に向かう先には……
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余命一年。一度に歩ける距離は三百歩。そんな老剣士クレインが孫娘と共に、かつての友が眠る地へと人生最後の旅をする。会う人には老いぼれジジイ、口から出るのは呆けて時代錯誤な発言ばかり。でも、剣の腕は最強。流れる戦闘描写に、ちょっとのギャグと、真面目な人間模様。どれもこの世のように生きていて、心臓の拍のように時代と流れを刻んでいる。老いぼれジジイ、クレインは果たして、死ぬ間際に何を見るのか。周りの人々は何を感じるのか。読者に生き切るとは何かを問う作品です。是非、ご一読ください。
それはまるで、夜空を駆ける流星が如し。我が身を灼くと知っていても、なお進まずにはいられない。炎を纏いながら何者よりも早く闇を駆け抜け、立ちはだかる者をその勢いと身を焼く炎で焼き貫き通る。されど同時に、その身はそのまま燃え尽きてしまうかもしれないというのに、一体何処へ行こうというのだろうか?そして、辿り着いたとしても、その者にはどれ程の物が残るというのだろうか?これはそんな最後の輝きを、己の信じる道へと照らし、押し通す物語。
華やかな冒険・少年が志して成長していく、そういう物語も良いでしょうが、同時に冒険の終わりもまた物語にあるでしょう。本来なら、そんな少年の成長過程に、そういう人とである事は多々あるでしょうが、たまにはそういう人にスポットを当てるのも一興じゃないでしょうが。ちょっと息を抜いて、300歩の冒険を見守りませんか?
この物語の主人公はなんと余命一年の爺さん。余命一年と言われ、一度に歩けるのは三百歩。そんな爺さん、実は只者ではないようで…!?爺さんが展開するこの物語はハラハラな展開と面白さを含んだ物語。特に3話目あたりから面白く感じました。序盤で読むのを一旦やめてしまった自分を後悔するほどです。この爺さんが何者か。そして余命一年をどう過ごしていくか。それが魅力となるのではと思っております。この話がどう進むか、待ちきれません!
残りの命がわずか一年となった老兵が、再度歩み始める。……300メートルずつ。最後を燃やすように生きようとする主人公は、あまり見ないのではないでしょうか?この点が大変よいと思いました。続きを期待してます。そうそう、書き忘れてました。企画から来ております。
企画からきましたー。一話読ませてもらいました。 おじいさんの気持ちもしっかり描かれていて面白かったです。周りの風景が少し書いてあっていい。 もうちょっと周りの景色を意識して書いてみるともっと面白くなると思います。あと、心の場所の()もいいなーと思いました。ストーリの展開がすごく楽しみです。おじいさんの300歩どうなるかすごく気になります!