スキル【透過付与】

アニモン

【透過付与】

【透過付与】このスキルは指定した物体を透過させることができる。人体は試したことがないから分からん。


このスキルで透過付与を施した物体は様々なものを透過するが、不思議なことに、一つの物体の一部分だけを透過させることも出来る。


透過率を変えることによって様々な効果が得られる。例えば剣だと刃の部分と柄の部分がある。これを刃だけ透過率を上げると柄から外れてしまう。

それを防ぐためには、刃の透過率を柄に近づくにつれ透過率を下げればいい。

ちなみに透過率は結構素早く上げ下げできるが、そんな事するより普通に剣の腕を上げたほうがつよいと思う。


透過範囲も変えることができる。試した限りだと限界はない。うん、つよい。


実は透過する対象を選んだりもできる。これはあまり好き勝手には弄れない。大雑把に、硬いもの、水みたいなもの透過できる、ということが実験をして分かったことだ。ほかにもあるのかはよく分からない。そういえば煙とかは試してなかった気がする……。


話は変わるけど、実は透過範囲を変える過程でとんでもないことに気づいてしまった。

僕が踏みしめていること大地が……実は丸いということが!正直、範囲を広げて行く過程でとんでもなく頭が痛くなったから詳しいことは分からなかったけれど、教会で教わった神の台所のうえに作られたというお話は否定されてしまった…。

みんな御伽噺だとは思っていたけれど、まさか平らですらないなんて…。


一旦、【透過付与】の事に戻ろう。


スキルというものは人によって、どんな時、場所、行動で獲得できるかが全く違う。しかも、名前がおんなじだったり似通っていたりしてもできることが全く違うなんてこともよくあることだ。そしてその逆もある。全く関係ないのに結果は同じとかね。


スキルはある一つの特性が原因でちょっと厄介者扱いされることもある。


それが常時発動する事だ。もちろん全てのスキルが常時発動するわけではない。が、僕のように発動方法だったり対象を選んだり、もしくは発動に条件があったりなんかで結果的に常時発動していない。ということが主な理由だ。


もうわかっただろう。時間場所など限らず毒をばらまくスキルや近くの金属を引き寄せるスキルなんかが獲得されてしまえば、途端に地獄絵図だってこと。


ただ、運のいいことにこれをある程度予測したり制限することができる。


こういったスキルは基本的に関連する行動なんかがきっかけになることが多い。それに、スキルを使うにあたってそれを万全に使うためにスキル獲得前後で体の仕組みが変わったりすることも往々にしてある。


さっきの毒をばらまくスキルを例に出すなら、毒耐性を得たりね。

僕の【透過付与】の場合は、透過付与したものの正確な位置と形を把握できるし、見ていることが条件だけれど透過付与をしようとしたら何となく形がわかったりもする、それも距離関係なくね。


スキルは常に発動してるけど、まるで寄生する植物みたいに宿主を殺さないようにしてくれるってことだね。


今のところ、スキルの影響で人が死んだというのは聞いたことがないね。まぁ、どっか遠いところで死んでたら分からないけど…


さて、これでスキルの基本の復習と僕の【透過付与】についてわかってくれたと思う。


実はスキルについて重大なことに気づいたんだけど、さっき教会についてゴニョゴニョしたから、さっさと逃げなきゃ。


どっかで会えたら!また!


じゃね!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

スキル【透過付与】 アニモン @syunou

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ