百恵から相談を受けた千春は「七夕配信」を提案する。

「じゃ織姫と彦星にあやかって七夕ラブ配信しようよ！」

千春は定刻になるとティックンのライブ配信をスタートした。

百恵と何も知らないマイコーは次々と小窓へ上がり会話を始めた。

少しの間、他愛もない会話を続け、いよいよ核心の話になる

この手の話は、回りくどく話すよりストレートが一番！

「ねぇねぇ、まずは会っちゃえば！」

「そのうちに」

「いつ？　何処で？　何月何日？　何時何分？」

「早く決めてよ～」

「じゃぁ、岡川で、〇月○日、何時何分に待ち合わせで！」

「いいじゃん！」

案ずるより産むがやすしきよし！とはよく言ったもので

何だか肩透かしくらい簡単にデートの約束が成立した。

百恵は、当日までウキウキわくわくロマンティックが止まらない♬

誰かロマンティックを止めて～と言わんばかりに連日の笑顔満開！

さて早いもので当日を迎える。

前の晩から待ち合わせ場所に待機していたかは知らないが（笑）

百恵の待っている待ち合わせ場所にマイコーが現れた！

彼の姿を見て「え～ッ」とマスオさんの声が響き渡ったかは知らないが（笑）

何故なら、よれよれＴシャツに短パンだったからだ！

アラフィフ男性が初デートにそれかよ、百年の恋も冷めるわ～ってなるかと思いきや

乙女の百恵は一味違う、私がアイロンをかけてあげたい！　百恵は、さすがです。

さて、この二人にどんな初デートが待っているのやら。

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