七歳の姫さま『朱紅紅(フォンフォン)』ちゃんには好きな人がいました。
けれど、後漢の三国志時代の当時『七年男女不同席』という教えがありました。
(日本でいえば「男女七歳にして席を同じゅうせず」ですね)
それが上流階級の規範とされていたのです。
紅紅(フォンフォン)ちゃん、世情からしていきなり恋の障害にぶちあたってます。
けれど、そんなことでくじけていたらヒロインは務まりません。
おしゃまな彼女はあきらめることなく、純な恋心をもってイケメン若君を追い求め、自分自身も成長していくのです。
がんばれ紅紅(フォンフォン)ちゃん!
姫さまの恋物語に絡めて、後漢の三国志時代背景や登場人物の様子がとてもリアルに詳しく描かれていて、興味深く面白いです。
ぜひおすすめします。
歴史作品って、ときに敷居が高く感じたり、しっかり構えて読まなきゃ……って思われがちやん?
でもね、この作品は違うんよ。
一ページ目からすっと “江東の朝の匂い” が漂ってくるん。
大陸の湿った空気、朝霧の白さ、馬が駆ける音、城門の軋む響き……。
映像じゃなくて“文章でここまで世界が見える”作品って、ほんま久しぶりやった。
そして何より――
主人公・紅紅(フォンフォン)がめちゃくちゃ可愛い。
名家の姫として育ちながら、まだ七歳らしい無邪気さがあって、
恋を知ったばかりのきらきらした感情がどんどん胸の中に広がっていく。
その恋の相手は、従兄である施然。
紅紅の「どうしよう……!」「好きってこういうこと……?」みたいな
小さな気持ちの揺れが、戦乱の大きな世界の中でひときわ輝くねん。
一方で、呉太妃・陳宝・孫家の子らといった大人物も登場して、
物語そのものはちゃんと 歴史ドラマの重厚さ を備えてる。
つまりね……
かわいい × 本格歴史 の“いいとこ取り”なんよ。
歴史が苦手でも読めるし、恋愛が好きなら絶対刺さるし、
歴史好きにはご褒美みたいな描写がいっぱいある作品やで。
【講評】(良いところだけ全力で言うやつ💞)
✨ とにかく世界が美しい
建物の造り、服飾、官職、戦乱、地名……
全部が“本物”として存在してるのが伝わる。
歴史取材力が圧倒的に高い。
✨ キャラクターが生きてる
紅紅の可愛さはもちろんやけど、
陳宝の豪快さと人情味、呉太妃の威厳と優しさ、
梟(シャオ)の聡明さ、施然の品の良さ――
全員、脳内で自然に動き出すねん。
✨ 読み味が豊か
緊張とユーモアのバランスが絶妙で、
歴史劇の中にちゃんと温度のある“人間ドラマ”が息づいてる。
甘口の観点から言わせてもらうと、
これは「読むごとに幸せになれる作品」やと思う。
【推薦メッセージ】
もしあなたが今、
「雰囲気だけじゃない、本当に息づいた歴史世界を読みたい」
「気高い姫君の恋と成長物語に浸りたい」
「推せるキャラがたくさん欲しい」
そう思っているなら、この作品は最高の出会いになるで。
紅紅が小さな胸に抱く恋心はほんまに愛らしくて、
それが政治・戦乱・家の責務と絶妙に混じり合って、
少女の心と大きな歴史が響き合う。
読んでいて何度も思ったんよ。
「この子たちの未来を、もっと見たい」 って。
物語の一歩一歩が丁寧やからこそ、
これから先の展開には計り知れん深みがある。
ぜひ紅紅の初恋の旅路を追いかけてほしい。
そして、彼女が出会う世界の大きさ、美しさ、残酷さ……
その全部を、あなたにも受け取ってほしい。
ユキナ💞