ミツケル

会話

『どこ……住んでる?』


「唐突すぎんか??」


2回ほど一緒にプレイしてる途中で、りさから質問があった。

いきなりだな。


『気になった』


「九州」


『近い』


「あ、マジで?」


『マジマジ』


へぇ、九州住みなんだ。


「好きな袋ラーメンある?」


『うま○っちゃん』


よし、りさは仲間だ。

う○かっちゃんさいこうだ!!


「俺も好きなんだよ!腹減ったらあれを食べれるくらいにはうまかっちゃ○好きなんだよ!」


『ほんと?』


「マジマジ」


『メイにも伝えておく』


「伝えるも何も、メイちゃん好きって言ってたぞ?」


『え?』


「初期の方かな?あまり視聴者が少ない時に食べ物の話になって、うまかっちゃ○好きってことは言ったよ。だからメイちゃんも知ってるぞ」


『その袋麺で九州住みって断言……できる?』


「今は知らないけど、あの袋麺は九州限定商品らしいから九州出身なんだなって分かるんじゃないか?」


『……ひぃ』


「なんで怯えてんだよ」


『メイは私と同じマンションに住んでる』


だからか。

この前の配信でメイちゃんの声がしたからびっくりしたが、直ぐに来れる距離に居たってことか。


「マンションに引っ越したっていうのは2ヶ月くらい前に配信で言ってたな。九州に引っ越したって。前が関東だったから、結構遠くに引っ越してるけど、それは良かったのか?って思ったなぁ」


自由に行動できるのが個人勢の強みかもしれないよな。知らんけど。


『まさか……九州住みだと知ったから?』


「おーい、りさ?」


『なんでも、ない』


「?そうか」


りさが何か言ったようだが、小さくて聞き取ることが出来なかった。


『ねぇ、メイのことはどう思ってる?』


「メイちゃん?それはVTuberとして応援してるぞ。あくまで俺とメイちゃんは視聴者とVTuberだ。メイちゃんと俺の関係を他のルナイトは変にしてるが、俺のスタンスは変わらないつもりだ」


『……そう』


「いきなりどうしたんだ??」


『なんでもない』


「あ、死んだ」


『任せて。潰してくる』


「頼もしいな」


話に熱中してると、ゲームに集中出来なくなるから、敵に撃たれてダウンしてしまった。

コメントを見て話しながらゲームに集中できる、ゲーム実況者はすげぇって思った。


『ねぇ』


「なにか?」


『ロリヲって知ってる?』


「…………シラナイ」


『知ってる……反応』


「はああぁぁ。知ってるよ今日の配信見たから」


『えっ……見てたの?』


「引かないでくれよ!!??」


いや、引くわ。

だって知ってるもしくはあいつの配信を見たなら隼人がロリコンって分かるから、それを見たって言ったら俺もロリコンに……いやそれは考えすぎか。


でも印象は悪いよな。


隼人、やっぱりロリコンの性癖は隠した方が良いと思うぞ。


『驚いた……メイ以外にVは見ないと思ったから』


「メイちゃんよりかは見ないが、意外と配信自体は見たりするぞ。ただ今日の配信に関しては友人が1回は見ろってオススメしてきたから見ただけで、10分でダウンした」


『その友人とは……距離を置いた方が良いと思う』


うん。俺もそう思う。

あいつは3回くらい逮捕された方が世間的にも安心だろ。


「で、ロリヲがどうした?」


『今日フォローされたから』


「ほう」


『コラボしませんかって』


あいつ、あんだけ真のロリコンについて語っていたのに、ロリっぽい見た目だけで反応してないか??


「りさって中学生?」


『ボインボインの大人』


「いや、知らんが。違う違うそうじゃなくて、黒井りさってVTuberは中学生って設定?」


『うん……中学1年生って設定』


よし、あいつぶっ殺す。









【あとがき】

おいおい、応援コメントちゃんと見てるんだからね!

やめてよ!風評被害じゃないか!!

あんまりロリコンロリコンって言うなら、窓に気をつけな。

トントンしに行ってやる。


ご察しの通りか察してないかは分からないんですけど、僕はバーチャル九州出身なので九州のことを主に出します。そうじゃないと続かないからね。

自分の県の美味しいものを教えて下さると助かりますし、コメント欄として採用すると思います。

地方限定とかなら、なお嬉しいです。



星2000突破!ありがとうございます!

ノートの方に今後の予定書いてます!見てください!

https://kakuyomu.jp/users/kam1225/news/822139839430802142

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る