第2話 個性派だらけのクラスいきなり大喧嘩らしいですよ?


(クラス内)

えー!?まぢ!?ありえないんだけど!?

おいおい嘘だろ?

ふむ...これはまずいことになったな...

おいおい!今日帰らないとアニメ見れないんだが!?

(ガヤガヤ)


(リングイッチ)

すまぬなお主達を召喚した魔法は一方通行での

お主達を返すことは出来ないんじゃ...

それとお主達の安全だが

これは絶対に保証しよう。お主達が魔族達と戦う、あるいは

戦いたくないと言ってもワシらは何も言わぬ

まだ信じろとは言わんがこれが今出せる質問の返しじゃな。


(真面目田まじめだ)

わ、わかりました...

とりあえず1度クラスの皆で話し合いたいと思うのですがよろしいでしょうか?

色々皆混乱している様子...どこか座りながら話せる場所はありませんかね...?


(リングイッチ)

そうかしこまらなくてもよいぞ。

ワシたちはお主たちを無理やり連れて来た。そのようにかしこまるな。

だが...君たちは年に見合わず冷静であるな。

おおっと話がそれてしまったな。

王よ、皆の為に用意した建物へこの者たちを送ってまいります。


(王様)

うむ、この者たちも話したいことがあるだろう。

部屋の説明をしたら食事を用意しろ。

もう遅い時間だ。話の続きは明日にしよう。

では解散。


(リングイッチ)

了解しました王よ。

では皆様方今から皆様が住む場所まで案内致しますので着いてきてくだされ。

ところで...皆様は何人いらっしゃるのでしょうか?

食事の準備をしたいのですが...。


(真面目田まじめだ)

住む場所を用意してくれるのですね。ありがとうございます。(頭を下げる)

えーっとクラスメイトは全員で...


(人数を言う前に早一はやいが言葉を遮った)


(早一はやい)

おいおいクソジジイw

よく見ろやwwwその目は節穴かwww


(真面目田まじめだ)

え?24人?何を言ってるんだい...クラスは全員で...


(その言葉を遮り虫鏡推むしかがみ すいが言った)


(虫鏡むしかがみ)

24人だ。そうだよな?(真面目田まじめだ)を睨んで言った。


(真面目田まじめだ)

そ、そうだね...

リングイッチさん僕たちは全員で24人です


(リングイッチ)

ふむ...そうか...(リングイッチは心の中で今の会話を不思議に思いクラスメイトの数を数えた)

(1人、2人...23人、24人...うむほんとのようじゃな...だが今の会話はなんだ?)


わかったすぐに準備させよう。では皆の者、住む場所へ連れていく着いて....


(リングイッチが話終わる前に口を挟んだ)


(虫鏡むしかがみ)

あ、そうそうおじいちゃん僕たちほら、食べ盛りだからさ

人数分だけじゃ足りないかもだし...沢山ご飯作って欲しいな...

ダメ...かな?(女の子らしさ全開で可愛子ぶる)


(リングイッチ)

そ、そうか確かにそうじゃな。(少し同様しながら言う)

では沢山準備させよう。

では皆の者着いて来るのじゃ。


(リングイッチが先頭に立ちクラスメイト達はそれについて行こうとする)


(ギャル子)

んーーまじ色々話してて疲れた〜

てか話難しすぎて意味不な感じー?

みんな理解出来た〜?


(他の女子たち)

ぜんぜん〜?よく分からないよね〜デュフフかっこいいおじ様がいた...デュフフ


(ギャル子)

だよねーまじ異世界とか実感ねぇ感じ〜


(皆が歩きながら王座ぎょくざを出ようとした時)


(早一はやい)

おいおいギャル子こちらへ来るでふwww


(ギャル子)

んーー?早一はやいなんか言った?


(他の女子たち)

ん?ギャル子が呼ばれたの?

早一はやい君相変わらず何言ってるかわからないね

それにしても真面目田まじめだ君かっこよかったな...


トコトコトコ...(早一はやいがギャル子に近づく)


(ギャル子)

どーったの?私に何か用...


バシッ(その音はその場所に居た全員に聞こえた)


(早一はやいがギャル子を叩いたのだ。顔面を)


バタン...(ギャル子が倒れる)

え.....えーーーーん(泣き出す)


(怒気どき)

お、おいお前何やってんだよ!!

ドカッ(早一はやいの胸ぐらを掴む)


ペシッ(怒気どきの手を振り落として)

シュン...バターーン(ジャンプして顔面に膝蹴りを食らわした)


ドカッ...(怒気どきが倒れる)


パシパシ...スタスタスタ...(早一はやいが膝をゴミでもついてるかのように片手で払い

周囲の目を気にするの事なく歩き出した)


(怒気どき)

お、お前...待てよ...


ポタポタ(鼻血が垂れてくる)


・・・(早一はやいが足を止め一言)


クラスの掟その3.....(初めて皆の前で日本語を話した)


スタスタスタ(そして早一はやいがまた歩き出した)


(クラスの皆が思った。早一はやいが初めて日本語を話した...それは

とても異常なのだと。そして悟ったクラスの掟...これはクラス全員が決めた

守るものなのである。それを口にした早一はやいは何か僕たちに伝えようとしたこと。

口には言わないが僕を信じて欲しいと言う早一はやいの気持ちを皆がそれを理解した。)


(王やリングイッチがドン引きしている中、皆の顔が真剣になった)


(舎弟しゃてい)

ボス...大丈夫ですかい?


(手を差し出す)


(怒気どき)

おう、大丈夫だ


クイッ...

(舎弟の手を握り立ち上がる)


(リングイッチ)

こ、こほん...で、では案内するぞい(まだドン引きしているが考えない事にした)


(こうして皆は歩き出す)


(真面目田まじめだ)

(心の中で)

早一はやい君があのような行動を取ったのは何か理由があるはずだ。

それを本人に聞きたいけど彼は教えてはくれないだろう。

だから僕が、僕自身が彼の行動を理解し、彼に頼られる男にならなくちゃいけないんだ。


(ギャル子と周りの女子)


(周りの女子)

ギャル子大丈夫?


(ギャル子)

大丈夫だいじょぶ〜

心配ないよ!


(周りの女子)

それにしても早一はやい変だったね...

うん、だけど彼は考え無しに行動する奴じゃない。それだけは分かる...


(ギャル子)

多分はやい君は考えがあるんだと思う。

それがなんの事だか分かんないけど彼が望んでる行動に私達は動くべき。

だからみんな私からの提案なんだけど...


(ごにょごにょ...)


(女子たち)

え!?ほんとにそれで大丈夫...?

それが早一はやい君の望んでる行動なの?


(ガヤガヤ)


(リングイッチ)

.......(何やらクラスメイトの会話を聞いている様子)


(虫鏡むしかがみ)

おい馬鹿ども

ペシッ...(頭に軽くチョップ)


(女子たち)

あ!推(《すい》)ちゃん!!

(虫鏡むしかがみ改め本名 虫鏡 むしかがみ すい)

すいちゃんなら早一はやい君の行動、何でしたかわかるでしょ!?


(虫鏡むしかがみ)

まぁ...そうだね...

わかるけど...今の君たちには教えられないかな?


(女子たち)

えーーーー


(虫鏡むしかがみ)

んーーじゃあそうだね今夜僕の部屋においでよ

そしたら話してあげるかもよ?子猫ちゃん達?


(女子たち)

えーーー!

推(《すい》)ちゃんの部屋お邪魔していいのぉ〜!?

(彼女はギャル子と並ぶ程女子人気が高く、むちゃくちゃかっこいいため女子たちの性癖を

破壊し彼女は皆から彼氏にしたいランキング1位(真面目田まじめだ)と同率になるほどなのだ)


(怒気どき)

(心の中)

早一はやいがなんであんなことしでかしたが分かんねぇがあいつはハッキリ言ってむちゃくちゃ頭がいい。

だからクラスの空気が変わったのも奴の考えなんだろう。

だから今はお前の手のひらの行動をしてやるよ、だが早一はやい俺はお前が考えるほど

甘くはねぇぜ。だから俺はお前の想像を越えられるような漢になるぜ...早一はやい


(早一はやいが起こした問題はクラスに亀裂を作ったかに見えたが事実は違う。

クラスの皆が各々の考えや行動を起こすようになり、浮ついていた気分を一気に

引き締める結果になった。これも早一はやいの作戦か否か...どちらにせよ

今からこのクラスの運命は動き出した。)

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