今すぐ俺を殺してくれ。

メアー

第1話 死にたいワケないだろいい加減にしろ

――ちょっとまってくれ!


この話は日記と制作論及び、進捗ノートの延長線上に過ぎない。

もちろん! 制作論が読みたいのならこのまま進んでくれ。


 物語が読みたいなら別の作品を読んでくれ。

ファンタジーなら【がんばれキモオタ異世界道中】

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ラブコメなら【愛美クンは超鈍感】

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ギャグなら【あバズれ! オイスターソース学園!】

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これらをを是非! 読んでください。

より深い難解で複雑な話が読みたいなら

【ドファンブル】

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超難しい話だが、おすすめだ!



では始めるぞ!


―――――――――――――――


 人間の百割が楽に生きたいだけに決まってる。

健康な体と金さえあれば現代社会は面白おかしく生きていける

それが出来ないから人生ってのはままならないよな……。


 この世の恨み辛みなんて書いたところで他人の興味なんか惹けるわけもない。

 流行に乗れなかった男のしょうもない話なんですけど……いや、しょうもない訳ないだろ。俺の言葉一つ一つを格言だと思って心に刻んでいけ。


 創作をしていく上で回り道しかしてこなかったな。

なまじ何でも出来た男の生き方なんで、何も出来ないのと一緒だ。


 こんな文章は小説を書く前の準備運動とかにしてさっさと書こう。


 俺は自分の妄想に逃げていた。生きるのが辛かったからだ。

夢と希望ばかりを紡ごうとしていた。生きるのが辛かったからだ。


 自分の人生に責任も持てない癖に、他者を救おうとした。

自分の小説で、ネットに迷い込んだ人々を救おうなどと、烏滸がましい事を考えた。


 俺の人生はもう取り返しがつかないところまで来ている。終わりだ。

あの時、思い起こす瞬間は無数にある。純粋で、若く、無知だった。


 それでも、人様に迷惑を掛けない様に生きようと、正しく生きようと努めた。

モンスターの完成だよ。怪物だ。何も成しえてない怪物。


 実感として飲み込めるまでに時間を掛け過ぎた訳だ。


 人としての正しい生き方を教わったから、人に迷惑を掛けない生き方を徹底した。

だけど、それだけだったんだよな。生き方の指標を示してもらえなかった。


 何でもやってみろ。自由にやれ。十四の頃の俺に何を求めたのか

 当時スポーツで身体を限界まで壊していた。夢も希望もない俺に


 親の所為には出来ないだろう。したところで壊れた身体は戻ってこない。

ならば夢を見よう。八年のリハビリで人並みに動けるようになった頃、俳優、声優になりたいと思った。


 夢は打ち砕かれた。そんな簡単になれるようなもんじゃない。当時、就職サポートという言葉に乗せられたが、その後掌は返され何も得られない状態で放り出された。


 若いだけでは何もできない。当時を思い返すだけで今も死にたくなる。

 これは、脳の機能には時間を認識する機能が備わってないからだ。

過去の出来事を思い出せば、すぐにでもその時に戻ることが出来る。


 この機能は自身の危機を思いださせ、同じ轍を踏まないようにする

人間に具わった生存戦略、生存本能だ。

 なのに、いい事ってのはどうしてすぐに思い出せないんだろうな。


 俺は自分を救いたかったんだよ。文章書いて、物語を紡いて、あの頃の自分と同じような境遇の人を救いたかったんだ。


 目の前に理想の大人が現れて、悩みを聞いてくれて、問題を解決してくれる。

そんな人物が俺の人生に現れてほしかった。あの話はその願望なんだよ。

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