自分の作品の成分となったモノ

楠本恵士

第1話・まず、何から伝えようか?特撮からか

 どんなモノでも無から有は誕生しません……無から有が誕生したのは、アノマノカリスや三葉虫がいた──古生代カンブリア紀くらいです。


 持論ですが、カンブリア紀の多様な生物群って絶対、一部は宇宙人が飼育目的で地球に持ち込んでいる……あんな非常識な生き物が自然発生するはずがない。


──閑話休題──


 さて、わたしは昔からジャスティス正義よりも、ヴィラン悪人に惹かれる傾向がありまして。

ウルトラマンよりも怪獣、仮面ライダーよりも怪人やショッカー。


 そんな幼少を過ごしてきたわたしが、度肝を抜かれた特撮モノがありました。

 オープニングを観た瞬間。

「なんじゃこりゃあ⁉ なんか、すごい番組がはじまったぞ?」


 その番組のタイトルは

『超人機メタルダー』

 当時としては早すぎた傑作です。

 視点が作品を通して悪の側からの視点で、物語が進んでいきます。


 オープニングの荒野を、ジープやバイクで進軍するネロス軍団のシーンは圧巻。


 超人メタルダーは、わたしの悪側視点作品の原点となりました。

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