きみとわたしは変拍子。

紺野真

きみとわたしは変拍子。

手をひかれながら進んでゆく、右スクロール、変拍子。

わたしは躓きながら進む、

きみに与えられるのは休符。


めまぐるしい、はやくて理解が追いついていない、色が散らばって、また揃う

止まらないから、振り返る暇もなくて。

進むのにせいいっぱいだ


向かっている先に光るものがあるのか

知らないよ

また見失った、拍の中に挟まれて

土(っぽいもの)を確認、まだ歩ける

おわりを期待しながら わたしは進む

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

きみとわたしは変拍子。 紺野真 @konnomakoto

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ