死後の世界を舞台にした作品は数多くありますが、本作の魅力は「死」そのものではなく、「生きる理由」を探していく物語である点だと思います。
冒頭では、高校生活になじめず孤独を抱える燈の姿が丁寧に描かれています。
誰かと話したいのに話せない、輪の中に入れない。その息苦しさがリアルだからこそ、異世界駅へと迷い込む展開に強く引き込まれました。
無人列車から見える摩天楼のような景色と、青白い光に包まれた巨大な駅のところは個人的に好きです。
不気味さと美しさが同居していて、「この先には何があるんだろう」という好奇心を自然に掻き立ててくれます!
静かな雰囲気の中で進みながらも、次のページをめくりたくなる引きがしっかり用意されている作品でした。
これから燈がこの不思議な世界で何を見つけ、どのように変わっていくのか楽しみです!