第2話

そんな事を考えながら終えた通夜は何処か寂しげな雰囲気がした。

佳奈との思い出に浸りながら同級生と話していたらいつの間にか眠りについてしまった。

翌朝目覚めた真希は

昨日の声の余韻がまだ空気に残ってるようなそんな静けさの残る居間で、

遺品整理の手伝いをしている。

まるでこれが佳奈からの最後の指名かのように思えた。

真希は佳奈の部屋にある机の引き出しを一つ一つ丁寧に開けていった。

まるでその奥に、佳奈が遺した最後の言葉が眠っているかのように。

そして二冊の使い古してるノートを見つけた。

ページを一枚一枚めくっていくと佳奈が書いたとは思えない見慣れない言葉が目に入った。

「柏木慎太郎お前を許さない」

と大きく書かれたその文字は歪さ漂う独特しい執筆で書かれていた。

佳奈自身が書いたのかはたまた別の誰かが書いかは不明だった。

とりあえずノートに書かれてる柏木慎太郎という人拗に会うことにしてみた。

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死んだ親友の真相 学人 @ikumikoma

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