第6話「乾いた沼の結び目」

 ラース湿原――かつて水鳥が羽を休め、葦が風に歌い、朝靄が棚引いたと伝えられる地。

 今はただの砂塵の荒野だった。ひび割れた大地は灰褐に褪せ、風が吹けば白い粉塵が煙のように舞い、遠景の山脈までが薄布をかけられたみたいに曇って見える。中央は、巨大な窪地が沈鬱に口を開け、干上がった湖底の皿の縁が崩れ落ちている。


「ここが……昔、湖だったなんて」

 アリアが耳を伏せ、尾を静かに垂らした。「水の匂いが、もうしない」


 俺は膝をつき、掌をひび割れの底へ押し当てる。乾きは固く、反応は鈍い。けれど、深く潜れば潜るほど、古い糸のざわめきが確かに残っていた。

 ――ねじれ、擦れ合い、固く結ばれた“結び目”。ここが律の滞りだ。


「やっぱりここだ。……水が封じられてる」

 俺の声に、ミラが頷き、薬包を一つ差し出す。

「湿りを与えるところから始めよう。“水呼びの種”、用意してきた」


 親指の爪ほどの透明な結晶。掌に落とすと、熱い砂の上でも微かに涼しい息をした。

 俺は結晶を皿の中心に埋め、両手で包み込む――


「待て」


 冷たい声が、砂上の熱を縫う。

 振り向けば、砂塵を割って二つの旗が立っていた。紫地に銀の角――ハーツ侯の紋章。もう一つは傭兵団の黒い手旗。鎧の列の前に、見知った顔。


「カイル……!」


 剣士だった元リーダー。かつての軽薄な笑顔のまま、けれど眼の底は金属みたいに濁っている。

「よぉ、レオン。こんなところで何してる? 村人らしく畑でも耕してろよ」


「お前がやったのか。湿原を埋め、泉を痩せさせ、狼をけしかけたのも」


「仕事だよ。干ばつを救うため? 違うな。俺が強くなるためだ。――お前が弱いから追放された。それだけのこと」


 胸の奥が灼け、握り拳が軋む。横でアリアが弓を引き、ミラは香袋に指をかけ、セレナは杖を立てて前へ出た。外套の胸元から魔導院の板札が冷たく光る。


「ここは“均しの律”の結び目だ」

 俺は砂に手を押しつけたまま言う。「ここを壊せば、国の水脈は崩れる」


 カイルは肩をすくめた。「崩れた後、俺が全部を支配する」


 傭兵たちが微妙に扇状に広がる。包囲の角度。砂は崩れやすく、足場の悪さが生む“ふわつき”を、経験で殺いでいる配置だ。

 セレナが低く囁く。「挑発に乗らないで。まずは“場”を整える」


「……ああ。場は俺の領分だ」


 俺はひと息で潜る。乾いた層の下で、古い泥が眠っている。時代をまたいで押し固められた、湖底の記憶。そこに、ねじれた糸が幾重にも絡んでいる。

 ――結び目は一箇所ではない。ひしゃげた編み目が輪郭を失い、全体が硬い塊になっている。

 ほどくには、一本を引っ張るのでなく、全体を“柔らげる”しかない。


「ミラ、種をもう三粒。アリア、北東と南西の棚に杭。セレナ、上風に防陣の円を」


「了解!」

「任せて」

「次の指示に備える」


 ミラが素早く種を配り、アリアは獣じみた軽やかさで崩れた棚に駆け上がり、杭と縄で“風返し”の骨組みを作る。セレナは杖で砂に絵を描く――紋の円に等間の目盛、逆三角の楔。紫の環が無音に立ち上がり、周辺の砂の吹き払いを弱める。


 カイルが舌打ちした。「やれ」


 傭兵が動く。小隊が二つ、斜行してこちらに迫る。斥候二、弓二、盾三、槍二。砂地の足を潰すため、盾役は膝で滑る姿勢を選んだ。慣れてやがる。

 アリアの矢が走る。最前の弓が弦を張り切る瞬間、肘を射抜かれ、弦音は悲鳴に変わる。

 ミラの香袋がはじけ、透明の粉が陽光に舞った。あれは“咽(むせ)粉”。乾いた喉に入れば、十分間は息が浅くなる。

 俺は砂の下に指を伸ばし、古泥へ“ひび”を通す。細い水が種の核へ吸い込まれ、気化熱で空気の層が生まれる。

 ――砂が、柔らぐ。


「今!」


 掌を切り替え、四方へ“編み戸”を編む。毛細管と微細な空洞を交互に織り上げ、砂の上に見えない“簀(す)の子”を敷く。

 足を踏み込んだ傭兵が、ふっと体勢を崩した。砂は沈まない。逆に“押し返す”。重心を失った盾の縁に、アリアの二射目が走る。膝。肩。

 セレナが円から指を弾く。「アーク・バインド」

 紫の雷が糸のように伸び、盾と槍の金具を繋ぎ留めた。静電の束縛で一瞬、彼らの動きが鈍る。

 ミラの次の袋。“樹脂粉”。砂と混ざると薄い膜になる。傭兵の足裏が一歩遅れ、編み戸の上でつんのめった。


 カイルが鼻で笑い、前へ出る。「雑兵遊びは終わりだ」


 刃が陽を弾く。彼の剣は、前よりも細く、黒い。鍔元に銀の刻印。セレナが即座に叫ぶ。

「それ、“断脈刃”! 地の線を断つ遺物!」


 空気が冷える。

 カイルが砂へ一閃。目に見えない“裂け目”が走り、俺の編み戸が片側からばらける。毛細管がぷつぷつちぎれ、結び目が痛みに呻いた。

 胸の奥が軋む。俺と地はひとつ繋がっている――切られれば、体に来る。


「レオンさん!」

 アリアの声で我に返る。

 深く、さらに深く潜れ。一本が切られたなら、二本で受けろ。三本で抱え、四本でほどけ。

 俺は編み方を変える。直線ではなく、渦。切られても自分で結び直す形。棚田の畦道が、毎年の増水に耐えるための“よじれ”を思い出せ。


 カイルが踏み込む。斜剣。断脈刃の線は、地の呼吸を狙ってくる。

 アリアが滑り込み、矢で角度をずらす。ミラが足元に香を投げ、砂がぬるりと動く。セレナの円が一瞬だけ厚みを増し、刃先のエッジを鈍らせる。

 ――四人で、一本の“流れ”になる。


「うざいな」

 カイルの目に苛立ちが走る。彼は背後へ顎をしゃくり、別動の弓隊が俺へ集中射を放つ。

 砂をはめ込み、薄い水膜を起こす。矢は水に入ると急に重くなり、簀の子に絡んで落ちた。二、三本が肩をかすめ、熱い線が走る。

 セレナの声。「レオン、結び目の芯は見えた?」

「見えかけてる。あと少し。――時間を」


「なら稼ぐ」

 紫の円が重なり、彼女は低く呪語を唱えた。「偏向式・双閃」


 雷が二筋、砂丘の左右へ飛び、砂が一瞬ガラスのように固まった。傭兵の足が取られる。ミラの樹脂粉がそこへ被さり、つるりと滑る。アリアの矢が“断脈刃”の握りを打ち、カイルの指がわずかに緩む。

 俺はその呼吸の隙に、深層へ潜った。


 ――見えた。

 結び目の芯は“古い川の跡”。開墾のため土嚢で閉じ、杭で縫い、呪で固め、三十年の乾きで石になりかけている。そこに王都の新水路が無理やり肩を載せた。重さで沈み、全体が歪んだ。

 一本の強引な正しさが、幾本もの細い正しさを殺した結果だ。


(なら、一本をほどき、細い正しさを呼び戻す)


 俺は両掌を左右へ広げ、指を山の筋に添えた。

 力任せに引かない。温め、揺らし、ほどく。

 古い土嚢の“布目”を指先で探り、弱いところを見つけ、そこに“水の息”を吹き込む。

 あのとき、泉の底で岩が割れて水が解き放たれた感覚――あれを、もっと遠く、もっと柔らかく。


 遠い地の底で、音がした。

 くぐもった拍子。木槌のように、しかし自然の打楽器。

 俺は思わず笑う。

「来い。怖くない」


 水が、帰ってきた。


 最初は、掌の中の種が冷たくなった。

 次に、足元の砂が“湿り”を帯びた。

 その次に、窪地の中央に小さな光の輪が生まれ、じわりと暗さを増す――濡れ色だ。

 アリアが息を呑み、ミラが瞳を見開く。セレナの口角が、わずかに上がった。


「止めろ!」

 カイルが吠える。断脈刃が砂に刻みを入れ、俺の編みが歪む。

 だが渦だ。切られても、渦は絡んで元へ戻る。

 そして――


 窪地の底で、ぽつ、ぽつ、と音がした。

 断続が連続になり、連続が流れになり、流れが――

 表面張力を破って、糸になって立ち上がる。


 沼の底が、呼吸を始めた。


 傭兵の列に動揺が走る。足下へ冷気が這い、砂は泥へ変わり、編み戸の上だけが踏みしめられる。

 アリアは矢の方向を変え、カイルに接近する槍の柄を次々と叩き折る。ミラが“醒粉”を焚き、咽粉の効いた喉に通りをつける――敵味方を選ばず、戦場を“生かす”粉だ。

 セレナが杖を空に突き上げる。「散電式・鳴盾(めいたて)」

 紫の火花が天幕のように広がり、降る矢を静かに弾く。耳がきん、と鳴るだけの無害な雷。

 俺はさらに結び目をほどく。硬い布目が、一つ、また一つ、温まった糸のようにするりと解ける。


「やめろォ!」


 カイルが突っ込んだ。

 断脈刃が俺の喉を狙う――ように見せて、足元の編みを切りに来る。

 体が先に動いた。俺は左掌を砂に、右手で刃を受け――

 受けられない。金属を素手で。

 だが、掌の皮が燃える痛みを、別の熱が上書きした。

 俺の右手には、あの泉で拾った“欠け碗”の縁みたいな“継ぎ”の感覚が宿っていた。割れ目を金で継ぐ、あのイメージ。

 刃の線を“継ぎ”として受け、流れに変える。切断の力を、接続の力に転じる。


 火花。焼けた金属の匂い。カイルの目がわずかに揺れた。

 隙。

 アリアの矢が彼の手甲の隙間を打ち、ミラの樹脂粉が靴底に膜を作る。セレナの鳴盾が刃の縁をざらつかせ、断脈の線にノイズが乗る。

 俺は低く潜り、彼の足下の砂を“落とす”。

 カイルの重心が崩れ、片膝が沈む。

 その肩口へ、俺は掌をあてがった。


「戻れ」


 断脈の線を、地の“母線”へ返す。

 刃に宿った“断つ意志”が、父祖の畝の記憶の中でほどけていく。

 カイルの剣は黒くきしみ、鍔元の銀の刻印がひび割れ――ぱきん、と音を立てて、ただの鉄に落ちた。


 静寂。

 彼の顔が、初めて歪む。

「てめぇ……」


「ここは――“巡る場所”だ」


 言い切ると同時に、窪地の中央で水がひとすじ、薄く弧を描いた。

 風が変わる。熱が和らぐ。砂の上に、微かな水紋が生まれる。

 俺は立ち上がり、カイルから一歩退いた。

 彼は後ずさる。背後の傭兵が支えようとして、泥に足を取られて尻もちをつく。

 セレナが板札を掲げ、監督役の男の名を呼んだ。

「工区監督、レグネ。魔導院監査権により、今この場の爆薬台帳と印章記録を提示しなさい。――これは“王都の工事”であって“貴族の狩り”ではない」


 監督が青ざめ、印章台を差し出す。台紙のインクはところどころ二重――押し直しの跡。搬入量と消費量の数が合わない。

 セレナが冷えた声で続ける。「虚偽。水利妨害。――処分は王都で決まる。貴殿らは即時撤収」


「撤収だと?」

 カイルが舌打ちし、俺を睨む。「ハーツ侯の仕事に、魔導院のねーちゃん一人で逆らえると思うなよ」


「一人じゃない」

 アリアが前へ出る。

「里がいる。レオンがいる。――それで充分」


 ミラも肩を並べる。「それに、あなた今、武器を“折られた”のよ。負け犬は尻尾を巻いて帰るの」


 カイルの目が燃える。だが、背後の列は崩れ、監督は半泣きで“撤収”の旗を振っている。

 彼は吐き捨てた。「三日だ。好きにやれ。……ただし、里は無事では済まない」


 背を向け、砂塵の向こうへ去っていく。

 彼の残した言葉が、乾いた風に長く尾を引いた。



 傭兵団が視界から消えると、俺たちは一斉に崩れ落ちた。

 膝が笑っている。掌は焼け、肩は鉛。けれど――

 窪地の底で、確かに水が息をしていた。糸のような流れは、まだ頼りない。だが、結び目はほどけ始めている。


「……やった、のかな」

 アリアの金の瞳が、まだ信じられないみたいに濡れている。


「“始まった”だね」

 ミラは気丈に笑い、俺の手のひらに軟膏を塗った。ひんやりして、痛みが“落ち着く”方向へ沈む。

 セレナが石板に数字を走らせる。「湿原の底部湿度、上昇傾向。等流の“踏み車”は回り出した。……ただし」


「ただし?」

「里が危ない。さっき見えた“査察隊”と“貴族旗”。今の騒ぎで、彼らは確信したでしょう――“里を揺らせば、あなたたちは走る”って」


 喉が冷たくなる。

 俺は窪地の水に背を向け、空気の匂いを嗅いだ。遠い土煙。焦げ。

 ガラン、子どもたち、泉――


「戻る」


 俺は立ち上がった。足がふらつく。アリアが肩を貸し、ミラが包帯を握り、セレナは板札と杖を抱え直す。


「レオン」

 セレナが短く呼ぶ。「“均しの律”を忘れないで。ここを立てれば、あっちは沈む。――だから、里に“余剰を一気に戻す弁”をつける許可をちょうだい。あなたの枝水路に“逆止弁”を追加する」


「任せる。俺は“里を護る側”の弁を調える。……帰ろう」



 夕陽が斜めに差す頃、里の手前の斜面に出た。

 嫌な静けさ。鳥が鳴かない。風の向きが、焚き火の匂いを運ばない。

 柵の前に、人影が並んでいた。

 黒い外套の査察隊、銀の角の貴族旗。そして――ギルドの“制裁旗”。


 喉が焼ける。

 柵の内側には、里人たちが押し黙って立ち、泉の縁には鎖。

 ガランが前へ進み出た。杖を鳴らし、声を張る。

「里は客人レオン殿とセレナ殿に三日の猶予を与えた。――その三日も待てぬのか」


 貴族旗の前に出たのは、角冠の男だった。ハーツ侯の書記官、と見た。口元だけが薄く笑い、目は死んでいる。

「水利は王国のもの。里の泉は王国の“供出財”。契約を交わせ」


 セレナがすぐに出る。「魔導院・外勤調整官、セレナ。ここは私の監督下にある。契約は、私と通しなさい」


「調整官には“延期権”しかない。止める権はない」

 書記官が扇子で口元を隠し、笑った。「王国は干ばつを救う。少数の獣人の“飲み水”より、万人の“食糧”だ」


 アリアの尾が固く巻かれ、ミラの指が白くなる。

 俺は一歩、前へ出た。

 泉の水面が、俺の足音で揺れる。

 胸の奥で、女神の声が薄く震える。――『均しの律』。


「三日のうちに“等流の設計”を示すと、約束した。湿原は息を始めた。――だから今、ここを締め上げたら、“戻り潮”が来る」


 書記官が首を傾げる。「戻り潮?」


「簡単に言う。今ここで泉を鎖で塞いで水を抜くと、湿原の立ち上がりが“反発”して、王都の貯水槽の基礎が沈む。――貴族殿の屋敷の地盤も、だ」


 セレナが石板を掲げ、数式と線で示す。

「現場評価を重ねた推計。ここを“待て”ば双方が得をする。待たねば、双方が損をする。――“賢い”ほうを、お選びなさい」


 書記官が眉をひそめ、後ろの査察官に目配せをする。

 沈黙。

 泉の水面が、夕陽を砕く。

 やがて、査察官がうなずいた。「……三日。監視を置く。逃げれば、鎖で締める」


 書記官が扇子を鳴らした。「いいだろう。三日だ」


 張り詰めた糸が、ほんの少しだけ緩む。

 ガランが深く息を吐き、里人たちの肩が降りた。

 アリアの目に光が戻り、ミラがそっと拳を握りしめる。

 セレナは俺の肘を小突いて、小声で言った。


「時間を買ったわ。――“設計”を仕上げる」


「ああ。湿原の“結び目”はほぐれ始めた。里の“弁”を調え、枝水路を太らせる。夜明けと日暮れの切替えも精密に」


「なら私は、王都側の貯水槽で“ゆるみ”を作る。基礎に安全マージンを。――あなたの等流を受け止めるために」


 見上げれば、星の初生り。

 風は昼の熱を運び去り、泉は静かに“息”を続ける。

 俺は掌を水に浸し、ぬるい冷たさを掌紋に刻んだ。

 村人の仕事は、世界を耕し、巡らせること。

 女神の律の上で、それでも“道”を通すことだ。


 背後で、書記官の扇子がまた鳴った。

 彼は余裕の笑みを絶やさない。「三日後、結果を見せてもらおう。――無論、王都は“結果”にしか興味はない」


 カイルの姿はもう里にはない。けれど、あの脅しは砂の奥に針のように残っている。

 俺は水滴をはじいて、仲間の方へ向き直った。


「寝ずの番だ。交代で休み、夜明けと同時に工事。昼は交渉、夜は等流。――三日でやる」


 アリアが胸に手を当てる。「はい」

 ミラが袋を持ち上げる。「薬はある。多少の無茶なら支える」

 セレナが細く笑った。「無茶は“多少”で」


 俺たちは焚き火の小さな輪に集まり、地図と板と紐と薬包を広げた。

 泉の水音は、夜の鼓動に重なる。

 遠い湿原では、糸のような流れがまだ弱く踊っている。

 ――三日。

 世界を巡らせるには、短すぎる時間。

 けれど、村人の一日は、いつだって短い。短い一日に、全部を詰めるのが俺たちのやり方だ。


 火の粉が一つ、星になった。

 俺は掌に、女神のかすかな温度を思い出しながら、夜の最初の線を引いた。


(つづく)

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