23夜

今日の聖堂は異様な緊張感に包まれていた。最前線からの最終報告が入り、分離主義勢力が最後の抵抗を試みているという。評議会内では、この後の戦後処理を巡って意見の対立が生じていたようだ。彼らは戦いの後も互いを信用していない。私はパドメに短い通信を送った。彼女の安全が何よりも優先される。戦争はもうすぐ終わる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る