狐婚村奇譚

タカセ

登場人物

【主人公】

名前:神宮寺じんぐうじ らん

性別:男/年齢:26歳/身長:176cm

[外見]

・しなやかな細マッチョ。服の上からでは華奢に見えるが、実際は鍛えていて瞬発力がある。

・髪は肩までのゆるふわウェーブ。亜麻色がかった黒髪で、光に当たるとややブラウンに見える。

・切れ長の二重に長い睫毛。人を見抜くような強い眼差しを持つが、時折柔らかく笑うと妖艶な雰囲気を纏う。

・口元に小さなホクロがあり、笑うたびに視線を奪う。

・服装は中性的で、シャツにスラックス、アクセサリーは細身で上品なものを好む。ヒールのある靴をよく履く。

[性格]

・正義感が強い。弱い者が理不尽に扱われることを何よりも嫌い、身を張ってでも守ろうとする。

・負けん気の強さは子供の頃から。理屈でねじ伏せられるより、正面からぶつかって納得させるタイプ。

・一見華やかで飄々としているが、内心は強い責任感と孤独感を抱えている。

・「正義」と「美しさ」は彼の中で同じ意味を持つ。筋の通らないことを嫌うのは、無様で“醜い”から。

[能力/特技]

・霊感あり(幼い頃から人に見えないものを感じてきた)。ただし全面的に信じているわけではなく、「感じるけど検証する」探偵気質。

・合気道や護身術を習っており、刃物を持った相手に素手で立ち向かえる。派手に暴れるより、最小限の動きで制圧するのが得意。

・観察眼が鋭く、相手の仕草や言葉の選び方から心理を読む。

[人間関係]

・依頼人や仲間に対しては面倒見が良いが、時に「アンタ、もっと自分大事にしなよ」と毒を混ぜて説教する。

・信頼した相手には献身的。ただし、弱みを見せるのは苦手で、夜ひとりになると自分を持て余すことも。

[エピソード]

幼い頃、同級生がいじめられているのをかばって怪我を負ったことがある。その時に「人を守れる強さが欲しい」と強く願った。

探偵業を選んだのも、人の嘘や不正を見逃せない性分ゆえ。


【狐面の男】

名前:京極きょうごく/身長:185㎝

[外見]

・身長は蘭より一回り大きい。細身だが、裾の長い着物から覗く手足は意外に筋肉質。

・常に狐面をつけているが、口元だけが覗く。笑っているのか、挑発しているのか分からない微笑を浮かべることが多い。

・着物は古風な白地に墨のような黒の文様。動くたびに裾がひらめき、異様な気配を纏う。

・白髪は腰まである長髪。面の下から覗くのは鋭い金色の瞳。

[性格]

・超一途。蘭に関しては盲目的なまでに執着しており、「蘭を娶る」ことを公言してはばからない。

・しかし蘭を追い詰めるような強引さはなく、むしろ守護に近い形で現れる。

・人間に対しては冷淡だが、蘭にだけは柔らかい声音を使う。

・「永遠」を信じている存在であり、現世の移ろいや人間の刹那的な感情を哀れんでいる。

[能力/特徴]

・神出鬼没。蘭が危険に晒されると必ず現れる。

・幻術を得意とし、相手の心象を揺さぶる。戦う時は爪や妖気を使い、圧倒的な強さを見せる。

・狐火を纏って歩くこともあるが、蘭の前では控えて人間的な振る舞いを見せる。

[正体]

・大昔、蘭の前世で契りを交わした妖狐。

・前世で結婚を誓ったものの、人の死によって離別。その誓いを果たすため、千年を経ても蘭を探し続けた。

 現世の蘭を見つけ、「やっと見つけた。今度こそ娶る」と断言する。

[蘭との関係性]

・蘭が危険に踏み込めば現れて庇い、時に皮肉を言いながらも後ろから支える。

・蘭に拒まれても諦めることがない。むしろその負けん気を愛しく思い、前世と同じだと微笑む。

・蘭の「正義」と狐面の男の「執着」がぶつかり合い、互いを強く意識せざるを得なくなる。

[口癖・話し方]

・蘭には古風で丁寧な言葉を使う。「――蘭、そなたはわたしの嫁だ」

・他者には冷ややかで短い台詞。「くだらぬ」「戯れ言だ」など。

・面の下で笑うとき、「カッ」と狐の鳴き声に似た笑いを漏らす。


【刑事】

名前:とどろき辰也たつや

年齢:42歳/身長:185cm/体格:がっしり筋肉質で威圧感がある。

[外見]

・常に軽く無精ひげを生やし、険しい眉と鋭い目つきで“強面”と呼ばれる。

・黒革のジャケットや作業着風の刑事服が似合う、現場に即対応できるスタイル。

・手にはいつも革手袋を持っていて、拳の力が強いことをさりげなく示す。

[性格]

・叩き上げの刑事で、机上の理屈よりも現場感覚を重視。

・人情に厚く、被害者や弱者を守ろうとする。情に流されすぎることもあるが、蘭には信頼を寄せている。

・蘭との関係は“兄貴肌+信頼の相棒”。時折、蘭の判断や行動を心配して口を挟むことも。

[蘭との関係性]

・過去の事件で偶然出会い、蘭の正義感と冷静さに感銘を受けた。

・以来、事件の時は情報共有や協力関係を築いており、互いに“現場での相棒”として認め合う。

・蘭と距離が近いため、白狐から見ると「やけに親しい人間」が存在することが嫉妬の対象になる。

[口調・言動]

・無骨だが、蘭に対しては時折甘やかすような口調になる。

「神宮寺、そこまで行くか?無茶すんなよ」と忠告したり、

「ああ、頼りになるな、お前は」と認めるような言葉も言う。

・人を怒鳴ることはあるが、被害者や仲間には優しい。

[特技・強み]

・現場での直感と身体能力に優れ、格闘や追跡は得意。

・情報収集に長けており、村や人間関係の裏事情を掴むのが早い。

・蘭と協力すれば、理屈+現場力で事件解決の精度が格段に上がる。


【新人女刑事】

名前:神崎かんざき 紗良さら

年齢:25歳/身長:165cm/体格:華奢だが動きは素早い

[外見]

・黒髪のロングを一つに結んでいることが多く、制服姿でも動きやすいスタイル

・明るく元気な表情で、笑顔が絶えない

・目元は大きく、感情がすぐ顔に出るタイプ

[性格]

・元気すぎて空回りすることも多いが、好奇心と行動力は抜群

・轟のファンで、「先輩のように現場で頼れる刑事になりたい」と熱意を持つ

・蘭とはまだ距離を測っているが、事件現場での鮮やかな判断力に憧れを抱く

・失敗してもへこたれず、むしろ反省して即行動するタイプ

[轟との関係性]

・先輩である轟を慕い、彼のように現場で活躍できる刑事を目指している

・轟は紗良の熱意を認めつつ、無茶をする彼女を注意することも

・蘭や白狐の存在が絡むと、無邪気に嫉妬や焦りを感じて周囲を笑わせることもある。

[口調・言動]

明るくハキハキしており、元気すぎて早口になることも

「先輩、私も行きます!」や「大丈夫です、任せてください!」など前向きな発言が多い

失敗しても「やっぱりまだまだですね、先輩!」と自分を責めすぎず前向き

[特技・強み]

・情報収集能力が高く、人とのコミュニケーションで意外な証言を引き出せる

・身軽で狭い場所や階段などでも迅速に動ける

・勢いで突っ込むが、状況判断の補助役として蘭や轟をサポート

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