読者に含む様な丁寧さ

とても丁寧な時間経過と、限られた登場人物をうまく書き分けられております
現代と異世界を行き来する作品は、ともすれば文明の利器や便利グッズにまみれて安易な無双に流れそうになりがちですが、現代人の非力さを強調しているため、そのあたりで地に足がついている話の流れになっています

安易にかわいい女の子を出さないのも良いですね。登場人物より物語を読ませようという意気込みを感じます。何より登場する人物を絞っているので、これはだれだ?とならなくて安心します

また、場面転換に当たってここから変わりますというのが明確ですので、読み手に親切な作りになっているのは好感ですね
おそらくこちらの作品を作るにあたって、かなりWeb小説媒体での構文を学んでいると思って差し支えないでしょう

まだ始まったばかりのようですが、末永く冒険を続けるようなお話になってくれることを願って、こちらのレビューをしめさせていただきます