裏世界の有名詐欺師と言われてはや3年。俺は勝負で負けたら遵守の世界でも騙しに騙しまくる！？

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　「ああっ・・・あ、ああ」

　赤く染まっている手と目の前で倒れている少女を見て俺は泣き叫ぶ。

　なんでっ。こいつが。こんな目に。

「ああああああああああ！！」

　俺は今にでもおかしくなりそうになっていた。衝撃、絶望、復讐、後悔。

　いろんな感情が俺を支配しそうになった。

「許さない。」

　俺は目から涙が溢れながら小声で呟く。俺はドス黒い感情が入っている胸を握る。

「・・・許さない。許さない。許さない許さない許さない許さない許さない」

　ゆっくりと顔をあげる。

　そして手で顔を覆って思考する。

　ーーー人を信じてはいけない。

　ーーー人を騙さないと。

「あは。」

　笑みを浮かべ、俺は力なく倒れる。全身から力が抜けた。けど笑みは浮かべたまま。

「あはは、あはははははははは‼︎‼︎‼︎」

　そして、俺は壊れ、数日間俺は笑い続けた。

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