決して希望が見えたわけではない。絶望に落とされた真っ最中だ。でも、主人公は、めげない。たとえどんな運命が立ちはだかっても、諦めて堪るものかと、そう歯を食い縛って耐え抜こうとする強さを持っている。そんな主人公に、希望があって欲しいと、そう思わせてくれる作品でした。
力強さというよりは、どこか儚げな強さ。抗いようもない運命というものはあります。病なんてその例に漏れず。それでも、立ち向かっていく姿勢は、誰かに勇気を与えるもの。寒さにひしめく。凍えて、身を震わす。そんな朝にも、希望をくれる。そんな気がして止まないのです。