雨音に思いを馳せて。

 子供たちは立派に成長し、家には夫婦だけが残された。そんな夫婦に娘から旅行をプレゼントされる。しかし、その日はあいにくの雨。
 しかし、その雨音に夫婦は思いを馳せ、会話を始める。

 しとしとと降雨の中に佇む一組の夫婦の情景が、豊かに脳裏に浮かんできます。
 余白が雨音まで表現している一作でした。

 是非、御一読ください。

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