第7話 イケメンだのに中身は超黒男子バンパイア



「ニヤニヤしながら笑うのはやめて下さい裕先輩。こっちを見ている女子達が、

そのイケメン顔に幻滅してしまっても知りませんよ」


「ハッ!!(俺とした事がコイツとの思い出に思わず更けてしまった)」



思わず、よだれが出そうになった俺の顔を(今にでも吹き出しそうな)リキが、辞書で上手く隠してくれた。

しかし、気のせいかリキの顔が一瞬、赤かったんだ。




「エっ??今のって・・」

「ほら、チャイム音ですよー。(何ん・・でぇ・・)センパイ、早く2年生の教室に戻った方がいいですよ」



何でよりによって、こんなバカげた人バンパイアをカワイイって思うたんだ?


絶対に。そんな自分の顔を隠しそびれた僕を見ながら、綺麗すぎる二重まぶたの瞳を何度もパチパチパチパチする今日もイケメンバンパイア。



「おっ、お前に言わなくても今帰ろうとしたことろだ。それより、今日は・・ぶ」

「ヒロ先輩。これ、アタシの願いを込めて、一生懸命に作ったお守りです。県大会出場目指して頑張ってくださいね」


(何でかなぁ?)


俺は一度たりとも許してもいないのに毎回、俺達の間に女子達が割り込んで邪魔をするんだ。


”はぁ~い?君の願い事!??

それって、たんに俺様をイライラ興味ないさせているだけだよ。


イケメンで成績優秀な学生で通っている俺様は、スポーツ万能は当たり前で、何処に行っても有名人だ。


(きっと身長が190m近く、ガタイも彫刻のよう凛々しいからだろう)

そのせいで、いくつかの部活を掛け持ちしている俺様。


一応は、この可愛いオオカミ少年を一番にしているが、そんな俺に対して、愚痴を言わない筈がないんだ。


そう・・全てその目が語っているんだよリキ君オオカミ少年



「おーーい!そこのモテモテ男子生徒、オレの可愛い生徒達にちょっかいを出すなヨ(それも一番のお気に入りのリキ君にその汚ねぇ手で触れるなー!!)さっさと自分の教室に戻りたまえ」


「あの~先生、実は僕今朝から気分が優れないので(馬鹿バンパイア・・早く僕の前から消えてょ)今すぐ保健室に行行ってもいいですか?」



ほーお(褒めて貰いたいか?)この状態で、飼い主様から逃げるつもりかオオカミ少年。


俺を見るなりダラダラと愚痴を言うくせに・・それもしょうもない(いつもね)愚痴を俺に毎回、訴えってくる泣き虫子犬リキのくせに。



「そうだね。顔色が良くないから今すぐに保健室に行きなさい。それとも先生が(喜んで)連れていこうか?おい裕、お前はいつまでココに居座るつもりだ?勉強の邪魔だ。それともでもしに来たのか?」


「はいはい。(何だと?お前なんか一度、火炙りの刑にさせてやるからな)言わなくとも戻りますよ。それと保健委員の俺がを責任持って、ちゃんと保健室に連れて行くので心配しないで下さい」


「「えっーーー?!キャーキャ!!うそーー」」

「先生~ぇぃ、私達も保健室にいっていいですか?裕センパイにアタシも連れていってもらいたいー」



そして、この期に及んで、ご主人様を睨み付け逃げようとしたリキを俺は逃がさなかった。



「大丈夫です。僕ならです。ちゃんと1人で行けますし、それに大会前でケガでもしたら、僕が学校中の生徒達から・・っうゎ~!!?ちょっと何するんだよ?!」


「はぁい?それがどうしたんだよ?お前(大ウソつきオオカミ少年。どの口が偉そうに言っているんだよ)体調が悪いんだろ?なら、俺様がちゃんとしてあげるから静かにしてな。(ワガママで俺の可愛い可愛いリ・キ・ちゃん)」




『なぁリキ、お前が俺に対してイライラしているってバレバレなんだよ。

だから、大人しく俺様に抱かれてていろっーうの』



誰にも聞こえないよう・・そっと伝えたかった。



「信じ・・なぃから」



なぜなら俺は、この紅く染まりだしたリキの可愛いくて甘い耳たぶが、どうしようもなく大好きだからだ。




だから・・いつも以上に優しく愛撫でもって咥えた。

























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