まん丸お月様2

影山 みはつ

第1話  とんだお客さん

太一が「なぁ?知紗」と知紗に声を掛けた。

知紗が「ん?何?」と目を覚ました。

太一が起きるとピンポンと家のチャイムが鳴った。

知紗が「誰だろう?」と玄関に立つとそこには知世が居た。

知世が「あんたら、一緒に暮らす事になったのね?」とツンと冷たい顔をして居た

知紗が「あ、はい。で?今日は何のご用件で」と知世に声を掛けた。

知世は「あぁ、それがね?私達、翔と一緒に暮らす事になったの」と知紗に返事を返した。

知紗は「へぇ〜。そうなんですね?それは、良かったですね」と知世に話し掛けた。

知世は「今後ともよろしくお願いします」と知紗に素っ気なく挨拶をして知紗の家を後にした。

知紗が「太一、知世さんこのアパートに住むらしいよ。仲良くやって行こうね」と太一に返事をすると、太一が「あのさ?アイツはすっごいうるさくするし、苦情は手紙に書くからあまり良く無いぞ」と知紗に返事をした。

知紗が「そうなの?太一。じゃ、私達どこに住めばいい訳?」と太一に聞き返した。

太一が「そうだな。近くのボロ屋の家に引っ越すしか無いだろうな」と提案したが、知紗が「でも近くに住んで居るってだけで、そんな嫌がらせしないだろうし、しばらく様子を見るよ」と太一に声を掛けた。

太一は「何があっても知らないぞ」と知紗に話をした。

知紗はしばらくして玄関ポストに手紙が入って居て「あなた、太一君と一緒になったからって良い気にならないでよ」と嫌がらせともなる手紙を持って知世の家に向かった。

知世は「何をそんなに焦って居るの?」と知紗に声を掛けた。

知紗は「これ、あなたですよね?辞めて貰えませんか?」と知世に手紙を渡した。

知世が「こんなの知らないわよ?あなたが勝手に私に言いがかり付けて居るに決まって居るじゃ無い」と知紗に対して文句を言った。

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