素晴らしい筆致で綴られる弔いの物語です。
ネタバレ防止のため、ふんわりしたレビューになってしまいますが、それもこれも新鮮な気持ちでこの物語に触れていただきたいという思いからだということをご理解いただきたい。というより、読んでいただければ物語性の素晴らしさについてはほぼほぼご理解いただけると信じております。
本作、一言で言って「尊い」です。テーマ(はキャッチコピーから想像してください)がまず重たい。ストーリーも当然重量感がある。けれども、主人公たちの訥々としたそして誠実な態度が、ただの「重さ」では終わらせない。私は分厚い満足感のような物を得られました。簡単に言うと「良いものを読ませていただいた」感。
物語の構成や展開については勿論、文章も非常に美しく、頭に自然に流れ込んできます。余白(=敢えて語らず)の使い方も見事としか言えず、その結果、どこをとっても「記憶」に残る、そんな文章によって綴られた物語だと言えると思います。
ヒマリとイオの今後の活躍にも期待したいところです!
※登場人物もめちゃくちゃ魅力的です。のめり込みます。
◎「魔女の眠る場所」の章を読み終わったところまででのレビューです