第3話  彼の家

ラウディの家はこじんまりとした、中くらいの少し大きな家に住んでいた。


メアリーは「お邪魔します。こんな綺麗な家は初めて来ました」と感激していた。


ラウディは「えへ。此処はね?僕の父さんが建てた家なんだ。広いだろう?」とメアリーを案内した。


メアリーは思わずコップや食器類などを見回して居た。


広い屋敷には、ピアノが置いて有って、妹のルアーナが座って弾いていた。


ルアーナが「何だか小汚い娘ね?こんな娘を、この家にあげるなんてお兄様可笑しいんじゃなくて」とメアリーを見て率直な意見を述べた。


ラウディが「ルアーナ?そんな言い方は良くないぞ?」とルアーナに返事を返した。


ルアーナは「まぁ、良いわ。その内、お金もない小汚い娘をまた拾って来たとお母様に言うから」とラウディを睨み2階の部屋に戻って行った。


ラウディが「ま、メアリー気にしないでくれ?此処は僕と妹と親しか居ないから、何か有ったら言って欲しい」とメアリーに伝えた。


メアリーは「はい、ありがとうございます。まずはお風呂貸してください」とラウディに話をすると、ルアーナが来て「あら、すみません。此処ではあなたみたいな人が来て、お風呂を貸す事は出来ないの」と冷たく話をした。


メアリーが「そうですか。すみません」とルアーナに謝った。


ラウディが「良いじゃないか?お風呂ぐらい貸してあげたって」とルアーナに意見を述べたが、ルアーナは黙って見ていた。

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