【詩】ペチュニアは寄り添いたい【約400字】

音雪香林

第1話 ペチュニアは寄り添いたい

白いペチュニアの花言葉が「淡い恋」だと知ったあなたは

私を「永遠に手に入らない夢」だと言った


けれど知ってるかしら

ペチュニア全体の花言葉は


「心のやすらぎ」

「あなたと一緒なら心がやすらぐ」


触れられない花だと思い込まないで

あなたに花弁をやさしくなでてほしい


そのくらいで汚されるような白じゃないから

あなたを支え不安定な心を包み込んであげたい


けれど私は花

足のない存在


そばに行きたくてもいけないの


だから

あなたから歩み寄って


そうしないと癒してあげたくてもできないから


わかる?

すべてはあなた次第なのよ




おわり


この作品は以下の作品と対となっています。

『【短編】まぶしいほど白い花。永遠に手に入らない夢をやどして【1700字程度】』

https://kakuyomu.jp/works/7667601420135962584


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ここまで読んでくださった方ありがとうございました。

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