超能力っしゃ

@mizukikai

第1話 ちょうちょうちょう超能力者!!

「私、超能力者なの!!」


 目の前の少女は突如として僕にそんな告白をしてきた。少女はまるで一世一代の告白をしたかの如く誇らしげに立っている。僕はただ唖然とした。廊下でたまたまこの子とすれ違い、なんの前触れもなくいきなり「今日、放課後校舎裏で待ってる」と僕に告げるとそのまま逃げるように少女はその場を去ってしまい、仕方なく校舎裏に来たのだが、こんなおかしな子だったとは。


「君。ほんとに超能力者なの?」


別にそれを尋ねたところで信じるわけではないが、そう尋ねる。


「そうだよ」


 彼女は僕の質問に即答した。彼女の黒く大きな瞳はまっすぐ僕のほうを見ている。その瞳からは嘘偽りが一切感じられない。なるほど、この子は根っこからおかしいのだ。


「超能力者が僕になんの用?」

「あなたも、超能力者でしょ?」

「違うよ。」

「嘘、私、わかるの。あなたは私と同じオーラ」

「超能力者なら、僕が嘘をついていないことくらいわからない?」

 少女が呆れた顔で言う。

「そんな便利なものじゃないわ」

「あなたが超能力を隠したいなら私のことを信用してくれた時でいいわ」

 

 少女は小さくため息をついた


「それより、自己紹介がまだだったわね」


さっきとは打って変わり、明るい口調でそう言う。


「私の名前は、清水安奈」


意気揚々と名乗るその姿に、僕も自然と名乗った


「僕は、守谷」

「知ってるわよ。なんたって超能力者だからね」


 彼女は笑いながら僕にそう言った。

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