三代勇者
@SHUMAI158
魔法学校
1話 魔法学校
俺は「雷魚」、多分、名前的に雷の能力を使える。ここ、「魔法学校」にくるまでは、魔法を使いこなせなくて危ないから魔法を使うのは禁じられている。いまからその魔法学校に行くんだ!
「よお雷魚兄ちゃん、おはよう。」
こいつは、「小魚」俺の弟...かな?小魚とは同い年で、二人とも親が死んでしまって行く場所もなくなったところで、俺らの憧れの存在の師匠に拾われた。小魚と年齢は同じだが俺のほうが先に拾われたから俺が兄になっている。そしていま合宿所にいる。紙が家に届いてそれをみたら、たまたま小魚と同じ部屋になった。学校にはまだ入ったことはなくて、合宿所のおばさんと部屋に入る前に数人の生徒、ここにきてみた人はそれくらい。
持ち物もって、よし、行こう!学校の校門にクラス表がある。
「お!小魚と一緒だ。」
「雷魚兄ちゃん『宝魚』もいっしょだよ。」
「ほんとだ。」
そして髪が赤色の男がやってきていった。
「やっほー雷魚、小魚。」
お、うわさをすれば、こいつは宝魚、俺たち二人の友達。拾われた師匠の友達で、たまたまご近所さんだったから友達になった。そして宝魚の能力は、名前的に「宝石」の能力。
あ、そうそう、小魚の能力は、「大食い」だと思う。そんなバカげた能力あるわけないじゃん。と思ったそこのあなた。小魚は朝でもカレーとラーメン5杯ずつ食べます!これは能力大食いしかないでしょう⁉師匠も小魚の食欲にこまっているんだよ。てかそれでもスリムっておかしくない?
そして宝魚がいった。
「『中魚』と『竜魚』もいるじゃん」
中魚と竜魚も俺たち三人の友達。もともとは宝魚の友達だったけどいろいろあって俺たちも友達になった。そして中魚の能力は、名前的に.........うーん、わからん!竜魚は炎はいたりできるのかな⁉知らんけど。二人の性格は一言で表現すると変!そして強い!いや、容赦なく殴ってくるくそ野郎とでもいうべきか。まあいざってときには、やくにたつけどね。
そして教室に入って、チャイムがなると先生が自己紹介をした。
「今日からここの担任になった『ロッド』だ」
イケボ!当たり先生かも!
「はい、そこから時計回りで自己紹介」
うーんそんなことないかも。
自己紹介をきいているとなまえに『魚』がついている人は、俺と小魚と宝魚と中魚と竜魚だけじゃん。でもなんか特別感あっていいな。そして、自己紹介が終わった。
雷魚たちは学校の庭?みたいなところに連れてこられた。クラスごとではなく、新高一年生全員でやるようだ。ロッド先生が向こうにある大きな岩を指さして言った
「この岩を壊せ。」
「いや、まほうのだしかたわからないんですけどー⁉」
クラスのみんな騒ぎ出した。
「すまん、何も説明してなかった…」
ドジにもほどがあるでしょ、この先生。そしてロッド先生は、クラス全員に杖を配った。
「その杖は、新高一年生のために作られたどんな魔法使いでも扱いやすく作られているものだ。杖の先にさ い だ い げ ん ま で!魔力を集中させて放出しろ。」
雷魚はポカンとなった。そして、いやマジでわかんないんだけど、壊せるかな?岩。と思った。
「最初、雷魚。」
はぁ~?なんで俺が1番最初なの?
ヒュッ。杖を前に出して、魔力を最大限まで溜める。な、なんか感じるぞ、すごいエネルギーを。なんか杖の先も光ってるし、なんか、ゴゴゴゴゴゴゴっていってるし!やばそう!なんか!雷魚は黄色に輝く魔力が岩に当たった感覚を感じた。キーン ゴォーーーーーー 一瞬時が止まったと思いきやその時、どっかーーーん。積乱雲のような大量の煙の中には、ばらばらに砕けた岩だけが残っていた。ロッド先生は、呆然としている。いや、雷魚なんかあんぐりと口を大きく開けている雷魚自身もこの威力には驚きらしい。
「え、え、Aだ…」
ロッド先生は、少しおびえながら言った。こんなにもすごい威力を出したのにクラスのみんなの中に一人だけイライラしたような顔をしてるやつがいた。
「次、宝魚。」
ロッド先生は、すぐに気を取り直していった。俺と同じ手順をして…ってなんかさっきと同じすごいエネルギーかんじるんだけど⁉ヒューーーそのエネルギーの玉が岩に向かって飛んで行ったと思いきや、エネルギーの玉が宝石の形に変化し、岩に当たる。どっかーん!うわあ、また粉々に、さっきからその辺をうろうろしているお兄さんたち岩運ぶ係かな?かわいそっ
「え、え、Aだ…」
またもやドン引きのロッド先生。宝魚もあわせてクラスのほぼ全員がびっくりしているが、またもやさっきと同じやつがいらいらした顔をしている。
「つ、次、小魚」
さすがのロッド先生も驚きを隠せない。小魚が杖を前に出して魔力を集中させる。すると近くにあった15㎝くらいの石が、杖の前に引っ張られるようにきた。そして、小魚が魔力を解放するとその石が飛んで行って岩を粉砕。なんじゃその魔法?。
「え、え、え、え、Aだ」
またドン引きのロッド先生。そして、どこにでもいそうな一般人の生徒。魔法を使うと10センチくらいの穴をあけた。ロッド先生はほっとした顔をしていた。どうやらこれが新高一年生の正常の記録らしいそして何人かが正常の記録を出した。そして中魚の番が来た。
杖を前に出して、魔力を放出するとオレンジ色のじゃんけんのグーの形の手が飛んでいって岩を粉砕。
「え、え、え、え、Aだ」
またもやドン引きのロッド先生。さらに何人か正常の記録を出して、竜魚の番。ハイハイ!俺の予想はいわをこなごなにするとおもいますっ!杖を前に出して……ってあれ?腕を曲げて杖が顔の横にあるぞ?と思ったら、杖を横に降ったら目にもとまらぬ速さで、三本の爪痕のようなものがとんでいってもちのろん岩を粉砕。……っていやどうゆう魔法やねん
「え、え、え、え、Aだ」
またもやドン引きのロッド先生。……ってもうこのくだりあきましたよ、先生。
そしてもうAはいないとおもいきやもう一人いた。
「つぎ、超魚」
と先生が言うと紫の髪色のイケメンが出てきた。そして杖を前に出して魔力をためる。おお!すごい魔力の出量だ。これはきたいできそう。そして魔力を放出すると、紫の30センチくらいの球が飛んでいって岩を粉砕。
「え、え、え、Aだ」
ドン引きのロッド先生。
そして雷魚のところに近づいて言った。
「君、威力強すぎ、いきんないでくれる?」
「は?いきってねーよ……」
という前に小魚に近づいて言った。
「……いきり?」
「……は?」
そして宝魚のところに近づいて言った。
「君も、ちょっと特殊な魔法だからと言ってあんまいきんないで。」
「いやいきってないし、別にこの魔法で生まれてきたかったわけじゃ……」
というまえに、中魚のところに近づいて言った。
「面白い能力だったねWあ、ダサいって意味だよ」
「何がダサいだ……」
という前に人混みに消えて行ってしまった。
なんで竜魚もAを取ったのに何も言われなかったんだ?竜魚のほうを見ると超魚を気まずそうに見ている。何か関係があるのかな?それにしてもむかつくやつだったな、なにが「いきんないでくれる?」
だよ!まったく。
「……ん!……兄ちゃん!雷魚兄ちゃん!」
へ⁉ここは、合宿所?夢だったのか?
「兄ちゃん早く準備して、初日早々遅刻しちゃうよ!」
「う、うん」
はっきりした夢だったなと雷魚は準備しながら思った。だが、その夢をコピーしたかのように同じことが起こった。クラス表も、先生も、魔法威力テストも…?いや、これだけは違った。雷魚も小魚も宝魚も中魚も竜魚もAは取っていなかった。だが、超魚だけはAだった。しかも悪口も言ってこない。雷魚は、ふと、竜魚のほうを見ると超魚のほうをチラッ、チラッとみていた。やっぱり関係が?てか冷静にかんがえておかしくない?まだ一回もあったことない人もまだ一回も入っていない学校の構造もいっしょ。おかしい!
そして放課後、雷魚は小魚、宝魚と一緒に昼ごはんを食べていた。
「超魚ってやつすごかったな。」
宝魚がハンバーガーをほおばりながら言った。
「ふん。はんはひへへんはっはひ、ほひはんはひほへへははっは?」
小魚がポテトを口いっぱいに含んで言う。
えーっとですね、通訳すると
「うん、なんかイケメンだったし、女子なんか見とれてなかった?」
です!
「うらやましい限りだわ」
宝魚がいった。
あ!そうだ!わすれてた。雷魚は小魚と宝魚に夢のことを話した。
宝魚は
「それも能力の一つとか?」
と言った。そして小魚はピンと来たように言った。
「あ!それなら『新能力部担当のフェイブ先生』にでも聞いてみたら?」
「うん、分かった。明日聞いてみよう。」
雷魚はうなずきながら言った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます