第26話 第26話 どしたん?話聞こうか?
ヤリモク
嫌悪すべきである対象ではあるが、羨望と嫉妬の感情があることはいなめない
その相反する感情に答えを見出せぬまま
弱男である俺がこのワードを使う日がくるとは
「どしたん?話聞こーーー」
「「どうしたの??」」
弱男の下心満載の第一声を遮る、非処女眷属2人組の言葉
同性の暖かい言葉に安堵したのか喋りだす
聞くところによると眷属にされてからは
ずっと手籠めにされており奴隷のような扱いを受けてきたという
うーむ、酷いな。決して羨ましくなどない
まあ正直イケなくもないぐらいのレベルだし
ただまあ、イケと言われれば全然イケますけど?
などと性欲優先で思考を巡らせる
「大丈夫、多分この人そういう事しない人だから」
お、おう。てか、勝手に言うなよ
身代わりになってくれるパターンでも無いくせに
まあ、無理やりするのは正直好きではない
勿論そんな経験もないけど、俺の息子も元気になれないだろう
とりあえず疲れてるみたいだし、元敵の眷属達は家に帰らせて
今回の成果を確認する事にする
眷属:ユキ Lv.5→Lv.12
身体能力 F
魔力 F+→E+
物理耐久 F+→E+
魔法耐性 F→F+
【獲得スキル】
・人形使い Lv.2→3 【固有スキル】
・水魔法Lv.1→Lv.3
・土魔法 Lv.1
・『戦いの
「味方を強化する 効果:小 魔力消費:中」
眷属:ミユ Lv5→Lv.12
身体能力 F
魔力 F+→E+
物理耐久 F+→E+
魔法耐性 F→F+
【獲得スキル】
・風魔法 Lv.2→Lv.3
・火魔法 Lv.2 取得
・『クイックリロード』 【固有スキル】
「魔法の発動までの時間が短くなる」
とりあえず2人は火力を強化する。魔法はLv.3以上になると技名を唱える事を条件に自分の持っているタ属性の魔法を組み合わせた合体魔法が出せるらしい。
ユキはサポート、ミユは火力担当といった割り振りになっていきそうだ
「人形使い」もLv.3になると色々出来る要素が増えたらしい。Lv.3が一つの目安になってきそうだな
ユウト
Lv.10→15
身体能力 E→D
魔力 E→E+
物理耐久 E
魔法耐性 F+→E
【魔王用ステータス】
造命 E→E+
錬成 F→E
【獲得スキル】
・火魔法Lv.2→3
・土魔法Lv.2→3
・鑑定Lv.1→2
・治癒魔法 Lv.1
・『
パッシブスキル 脚力全般が強化される
『敵対魔王撃破ボーナス
固有スキル:愛の巣
・モンスターを1種類選択する 選択したモンスターはダンジョン内での繁殖、成長が可能
獲得アイテム
・「Nー血清」
服用した者に
・「月影の織衣つきかげのおりごろも」
斬撃耐性、破損しても翌日には自動修復。鎧の下にも着用可能』
・「
風属性の魔法が強化される。魔力を込めて扇ぐと風の刃が発生する(クールタイム有)
「うおおおおおお!!???」
これだよ!こういうのを待っていたんだよ!
「スキル野見宿禰で現代ダンジョン無双~俺、またなんかやっちゃいましたか?」の始まりか⁉⁉
「なに、大声出してどうしたの?」
「やばいよ やばいよ!野見宿禰だって!!!」
「え⁉なんて⁉」
やはり出川の真似は女子受けが悪いか
抱かれたくない芸人のレジェンド枠なだけあるな
「あの野見宿禰だってば!やばくない⁉⁉」
「だからなんて⁉⁉」
「日本最古の相撲で~角力で~
「………」
おかしい、俺が喋れば喋る程女性陣のテンションが下がっていく
野見宿禰のワードが出ているのにテンションが低すぎる
なんでだ?俺の説明が下手なのか?
それとも俺が童貞だからか?
女性陣の冷たい目線に耐えきれなくなった俺は
「Nー血清」を一気飲みした
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