上らぬ月はない

@uetan0107

プロローグ

「まさかこんなことになってしまうなんてなぁ・・・」

森下葵は小さな雑居ビルの前ではぁっとため息をつく。

「まぁまぁ葵さん、これもこれでいいでしょ」

と軽口を叩く青年の頭をこづきながらもう一度ビルに目を向けた。

照りつける太陽に目を細めながら森下はこの数ヶ月間を振り返っていた


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