緊急テレフォン

第24話

*緊急テレフォン*















「翼くんファーストキスいつ」


「斬新な開口一番だね」


「大体それもさ、誰が『もしもし』を推したの。なによ『もしもし』って。『ちきち⤵︎き』とか『らひらひ⤴︎?』とかなんでも有りになるじゃんか」


「……やさぐれてるね。何かあった?」


「翼くんファーストキスいつ」


「(無理やり消滅謀ったこの子)あやふやがたぶん幼稚園で、ガチなのが小5?」


「ほう……」


「(壊れすぎて相槌おじいちゃんになってる……)じゃあ、ちひろちゃんは?いつ?」


「そういうことじゃないの」


「もうやだなにこの電話」



















ちひろと翼。

とある梅雨の日、誉の家に後の深夜。


( どうやら眠れずヘルプを求めたよう )

( どこまでも是澤家の住人に振り回される翼くん )

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る