第3話

 003


 ロベルト達を待っていた集団は魔法士協会の魔法士十人。その十人はロベルト達をコの字型で囲むように対峙。

 皆、ロベルトより年上の世代。

 明らかにロベルトを下に見るような視線を送り、蔑むような笑みを浮かべている。彼らの振る舞いは人間の醜悪な部分を煮詰めたかのようなもので、コメント欄が荒れるのは必然だった。


「よぉロベルト。お前まだ探索者の活動してたんだな」

「なんの用だ?」

「俺達はそっちの子供達に用があってな。ダンジョンパスの偽造の疑いがあるからよ、上の方から逮捕権行使の許可が下りた。大人しくしてれば怪我することもねぇだろう。まぁ抵抗するならそれはそれでいいけどな」


 魔法士の言葉に反応するかのように集団が武器を手に取り臨戦体制をとる。

 彼、彼女らはニヤニヤと醜悪な笑みを浮かべながら愉悦に浸っていた。


 魔法士協会とロベルトは過去に深い因縁がある。魔法士協会と言ってもごく一部の人間だけではあるが、約一年前に場所は奇しくも虹色の道にてトラブルがあった。それもロベルトには全く否がない難癖のようなものだったので魔法士協会が大炎上したという経緯があり、その件を逆恨みしている輩がここに来ている奴等であった。


 茶番、冤罪、擦りつけ。

 これらは腐敗した魔法士協会上層部のお家芸のようなもので、ロベルトは今回のこれも、またかよという気持ちで呆れた眼差しで彼らを見ていると――


「おじさん達じゃみなみ達に勝てないよ?」

「これって散々イキった人がざまぁされる展開だ。沙希、アニメで見たことあるー」

「弱い人はすぐ吠えるんなー!」

「そうそう!父上を見ただけで気絶したって聞いたことあるしねー!」


 沙希とみなみが何故か煽り散らかす。

 ロベルトは心の底から叫びたかった。何してんの君たち、と。


 唐突な煽り。

 場の空気がピリつき魔法士達の顔から笑みが消える。魔法士の中には今にも飛びかかって来そうな者もいたが、中学生の言葉にそのまま反応するほど馬鹿ではなかった。

 しかし魔法士達の雰囲気は明らかに変わり、一歩出方を間違えればそのまま殺し合いが始まりそうな空気となり、ロベルトと魔法士達との間に戦闘前のような緊張感が生まれる。



 ロベルトは二人の前に入り立ち構える。



 そしてふとみなみの方へ視線を送ると、みなみが空中の一点を見つめ、口をパクパクと動かし誰かと話しているように見えた。

 ロベルトがどうしたんだろうとみなみに声を掛けようとしたら、隣にいた沙希が笑いながら指を口の前に立たせ、口パクで「しー」と言っている。とりあえず黙ってというのでロベルトは見守っていると、みなみが動いた。


「ねぇねぇ。逮捕権の許可は嘘だって。でっち上げだってみんないってるよ?」

「は?こいつ突然何言ってやがる!」

「本当はね、とーじょうって人からとりあえず何でもいいから理由つけて本部に連れて来いって言われたみたい。そんでねこの人、こーむいんだから連れて行けば、拘束しても何とか誤魔化せられるだろって」

「はぁぁあああ!どういう事だテメェ」

「いやいや俺知りませんよ?今日は貴方達とずっと行動を共にしてましたよね?」


 指摘された男に主導していた魔法士の男が胸ぐら掴む。

 みなみの言葉はそれほど核心を突いており、意気揚々だった面々が驚きの表情を浮かべ、流れが変わり仲間割れが起きそうな気配が漂う。


 みなみの突然の行動に、ロベルトは大きく口を開けなんともいえない微妙な表情を晒す。

 そして構えていた魔法士協会の者達も明らかに動揺が見て取れる。

 疑心――元々互いに信用している訳ではない。むしろ腐った連中だと互いに認識していたこともあって、ついにはチラチラと仲間達へと疑いの視線を送り始めていると、みなみが言葉を続けて、


「みんな言ってたよ!この人、とーじょうって人に媚びてる小さい男だって!」

「そうそう!さっきの電話めっちゃぺこぺこしてたの笑えるって話してた」

「おいガキ!誰だそんなこと言った奴は?」

「みんなだよー!」


 みなみの答えに主導する魔法士の男が周囲を睨みつけながら見回す。


 魔法士の連中は俺じゃない私じゃないと各々が首を振って否定するも、沙希とみなみの言った事があまりにも正確で、つい先ほどリアルタイムで起きた事実が含まれていたこともあり、互いに疑う心は晴れず、むしろ深みに陥っていく。


 そんな芳しくない状況を変えるべく、一人の女魔法士が険しい表情で声を荒げた。


「あんたさぁ、さっきから随分と好き勝手な事言っちゃってるけど証拠とかあんの?こっちからしたら名誉毀損であんたを訴えるような内容なんだけど?」


 女は顎を突き上げ腕を組み尊大に構える。

 界隈では有名人のその女、魔法士というよりは活動家の真似事をしている女で、とにかく厄介者。

 多方面に無理筋な難癖をつけ、隙があれば四方八方に噛み付き、まさに屑のお手本とも呼ばれているような人物。


「証拠?全部あるよー!おばさんが先週の水曜日に防衛省の山里っていうおじさんに焼き肉屋さんでお金渡してお仕事貰う話とか?@大天使っていうアカウントでおばさんが匂わせしてるやつとか?お仕事貰うのにお金渡すのは悪い大人なんなー」

「――ッぶぅ?!ぃあぅ?!」

『草草草』

『おい本当にあったぞ@大天使ww』

『きっつwwパパ活やん』

『ようじょ無双してて草』


 完全敗北。


 魔法士の女は、まるでコントにように奇声をあげ膝から崩れ落ちる。

 紛れもない事実。

 誰も知らない筈の裏のアカウントまで把握されているのであれば、反論すれば更なる傷を背負うことになるだろう。


 これで魔法士の者達は下手に動けなくなった。あまりに詳細で個人的な情報まで把握されており、外に漏れれば社会的に抹殺してしまう情報を何故か少女に握られている。

 考えるだけでも恐ろしく、とにかく自分だけは的にならないようにと祈り、考えなしにこの場所へ来たことを後悔する。


 そんなこと知らないよ、と言わんばかりに沙希とみなみは魔法士の集団にしか分からないような情報を次々と投下していく。

 違法行為、後輩の魔法士に対する暴力。

 どこでその情報を仕入れたんだと思う位、圧倒的な情報量で魔法士を指しながら暴露していった。

 魔法士達はお互いを信じられなくなり、警戒しながら距離を取っていく。




 そして主導する魔法士の男を指さし――


「みなみ知ってるよ!この人右のぽっけに悪いお薬隠してるって!」

「――ッ?!ぅお前ッデタラメ言うなッ」


 致命的な事実の投下。




 魔法士の男はありえない程大量の汗を流す。

 顔面蒼白という言葉が見合う顔色に、明らかな動揺。誰が見ても、お前お薬やってるなと思う反応。

 魔法士の男は下手を打った。

 そして運悪く、現在ロベルトが配信で今の状況を流してしまっていることもあって、焦りは加速していくばかり。



 魔法士の男は思考を巡らせた。



 ――どうすれば切り抜けられる。

 配信であんな馬鹿みたいな反応を晒したら疑われるのは間違いないない筈だ。

 どんな行動をすれば身体検査を免れる事が出来る、東條を巻き込むか、それとも政府の人間を巻き込むのもいいかも知れない。

 そんな甘いことを考えながら魔法士の男が思考の中でもがく。


 頭を抱え悶えるように苦しむ魔法士の男を見てみなみが男を指さし、

「あ。みなみ知ってるよ!これくっころって状況だ」

「ぷっ」「ぷはっ」

 不意に放たれた言葉に、誰かが堪えきれず吹き出す。


「違うよみなみ。くっころは女騎士がいうことばだよ!」

「へぇそうなんだ。知らなかった!」

「ガハハ。俺も知らなかったわ」

「くっころだと?ガキが舐め腐りやがって!まずはお前らから、ころし『殺してみろよ?』」


 魔法士の男がその言葉を言い終える直前。

 沙希の言葉が重なり一瞬で空気が変わった。


 圧倒的な圧力がその場を支配し、まるで心臓を直接握られたような威圧感が身体を襲う。圧力でぎしりぎしりと骨が軋み悲鳴を上げ、まるで時間が止まったみたいに全てが重い。

 息をすることすら制約がかけられているような、そんなまともに空気を吸うことも出来ない状況に陥り、膝を折る者が出始める。

 一秒がとてつもなく長く、初めて体験する空気、そして威圧。耐えられない者は意識を手放していく。


 格が違う。

 この場にいた全ての魔法士がそう感じた瞬間でもあった。魂が拒絶し脳が全力で警鐘を鳴らす。

 そこに存在するだけで恐怖心が溢れ出し、身体の芯から震え出す。それはまるで死と相対しているようで、改めて無力な事を実感。

 魔法士達はあまりにも強大で暴虐な圧力に沙希の姿を直視することすら出来ないでいた。





 パンパン――と手を叩く音が響く。





 音の発生源に目を向けるとスーツ纏う身長の高い一人の女性の姿が二組の間に割り込む。

 彼女の登場によってその場を支配していた圧倒的な圧力が霧散していく。

 赤い髪を揺らしながら歩いてくるのは探索者、魔法士なら誰もが知っていて尊敬を抱く存在。

 女帝――麗奈。

 世界最高位の魔法士。日本における魔物防衛の第一人者。彼女の産み出す魔道具で魔物被害を抑えているといっても過言ではない。

 地獄のような空気は一人の絶対的な強者の出現によって砕かれ、魔法士協会の者達は命拾いしたと心底安堵する。



 麗奈は沙希へと視線を送り、

「沙希ちゃん。いい子だからそこまでにしておきなさいね」

「はーい。ごめんなさい」

 麗奈が優しく微笑むと沙希は笑顔で応えた。



 そして魔法士の集団はいつの間にか現れた探索者協会の者達に拘束され、身動きが取れない状態になっていた。

 突然現れた黒装束に仮面をつけた者達は皆、探索者協会の職員で、彼、彼女らは探索者達から黒子様と呼ばれている者達。

 ダンジョン内で起きたトラブルに対応している職員で実力は相当な強者揃い。


 麗奈は黒子様に力無く連れ去られていく魔法士達を見据え、侮蔑の表情を浮かべ「本当愚かだわ」と切り捨てる。


 それから麗奈は配信画面へと見向き、見ている視聴者に対して語りかけた。


「配信見ているみんなも覚えておいて欲しいんだけど、まず魔法士協会に逮捕権の許可が下りることは無いわ、もちろん探索者協会にもよ。それにダンジョンパスの偽造の件、この子達がダンジョンに入っちゃったから疑問に思う人がいるかもしれないけど、この子達の探索者クラスはS級、ダンジョンパスも本物よ。そもそもダンジョンパスは個人の魔力紋と紐付けしているから偽造でダンジョンに入ったり、もしくは誰かのパスで入ることは不可能よ。そういう場合には入り口で弾かれるから。それはダンジョン内にいる魔物に対してもいえることなの、だから安心して頂戴」


 麗奈はこれまで起きた出来事へのフォローをし、顎に手を当て少し思案。それから、と麗奈は続けて、


「それとね知っている人がほとんどだと思うけど、日本のダンジョンに関しては日本政府の管轄下にないわ。だから今後似たような事案があった場合は探索者協会に相談して。この場所はあらゆる権力も忖度もない、自分の実力だけがものをいう場所。苦労も多いかもしれないけど頑張ったらその分だけ報われる場所よ。皆、それぞれの想いがあるとは思うけど探索者協会は出来る限りサポートするわ。とりあえず今、伝えたいことはこんなとこかしら」


 麗奈は言い終えると少し照れ臭そうな微笑みを浮かべ配信画面から視線を外す。


 そして沙希とみなみの方へと歩み寄り、腰を屈めて二人を抱き抱えた。 

 麗奈の両手は二人の頭を撫でまわし、沙希とみなみが嬉しそうな笑みをこぼす。


 一方ロベルトは二人を抱き抱える麗奈へ声をかけるタイミングを見計らっていた。

 正確にいうと視聴者に小声で「タイミング、教えて」と指示を乞い、視聴者達にコメントで『今行け』と教えてもらうという情け無い行動の末、ようやく麗奈に声をかける。


「お久しぶりです麗奈さん」

「久しぶりね、ロベルト君。娘達が世話になったわ。ありがとうね」

「いえいえ、とんでもな――うえええぇぇぇぇむ、娘さんですか?」

「もう。慌てすぎよ!探索者なんだからどっしり構えなさい。それに皆に声をかけるタイミングを聞いてる人、初めて見たわよ。ふふっ」


 麗奈の口から驚愕の事実が発覚。


 みなみが麗奈の娘。

 そう言われると確かに似ている。

 みなみの髪色は麗奈を薄くしたような鮮やかなピンク色で瞳は麗奈と全く同じ深緑。

 しかしみなみがあまりにも幼すぎて、成長したら麗奈のような大人になるのが想像出来ない。


 そして意外な事実にコメント欄も大盛り上がり。


『驚きすぎてコーヒー吹いたわ』 

『衝撃情報やん』

『麗さんがみなみちゃんのママ?』

『女帝と幼女帝』

「こらー!おじさん達ー幼女って言うな」

『麗奈さん相変わらず綺麗や』

『幼女帝は草』


 麗奈がロベルトの配信に出ているというだけでも既に限界突破しており、加えて麗奈が配信に映っていると聞きつけたファンが駆けつけたのでロベルトの配信は過去に例を見ないほど賑わう。


 そしてとりあえず、ちょっとした騒動になった件が収まったので、四人で帰ることになった。


「ねぇみなみ。沙耶に二人の面倒を頼んでたはずなんだけど、沙耶はどうしたの?」

「沙耶姉はねー、お酒飲んで寝てるよー」

「昨日はね大っきい缶十本開けてたんだぁ!麗ママに怒られるからお酒飲んだことは内緒って言ってたよ」

「そう」

「昨日、沙耶姉のおうち来てから沙耶姉はずっと飲んでたんだー!」


 麗奈の怒りが込み上がる。

 それをみたロベルトは苦笑い。


 ロベルトは勘違いをしていた。

 沙希とみなみが姉の世話をすると言っていたので、病弱なお姉さんかもしくは身体が不自由なのかと思っていた。

 流石に今日会ったばっかりで家のことを深く聞く訳にもいかず、ロベルトの中で勝手にその様に推測したのだが、想像よりも現実は酷かった。


 ロベルトは分かりやすく顔に出し、ドン引きしていたのを見て、麗奈はクスッと笑う。

 

「とんでもない姉でしょ?」

「麗奈さん。そんな答えに困るような質問しないで下さいよ。俺、お姉さんのことよく知らないから何にも言えないですよ」

「あらロベルト君も知ってる人よ?」

「え」

「剣姫なんて呼ばれているわ。沙希ちゃんの姉よ」

「ええええぇぇぇぇ!!沙耶さんなんすか?!しっかりしてそうなのに」

「ふふっ。あの子外面だけはいいから」


 それから沙希とみなみが楽しそうに沙耶のことを話す。


 二人の話す沙耶は優しくて面白い人。

 本当に沙耶のことが好きなんだなと伝わってくる。しかし沙耶の面白い話は沙耶の自堕落なエピソードが多くを占めていたのでロベルトは少しだけ心配になった。 

 麗奈は心配そうな表情を浮かべるロベルトを見て意味深な笑みを浮かべる。


 そして帰りの道中、ロベルトは魔法士達と対峙していた時、みなみが誰かと話していたことや、暴露していた情報源についてを聞いてみた。


「ヘヘッ。ないしょ!」

「おいたんもその内分かるようになるよ!」

「ぺったんあるし」

「ふふっ本当、見事なぺったんね!」

「うぉー!またぺったんの話かぁぁ。本当なんなの?ぺったんって?」


 ロベルトが悶える。

 沙希とみなみが言っていたぺったんは麗奈にも通じる言葉だった。


 四人で楽しく話をしながらの帰り道。

 沙希とみなみは麗奈と手を繋ぎ満面の笑顔。二人は麗奈に聞いて欲しいことがたくさんあったようで話は途切れない。

 手を繋いで話をしているだけの何気ない日常の場面は見ている者達にとって心温まる尊い光景に映った。









 ▽▼▽








 四人がダンジョンの出入り口を出て、ロビーに入ると大勢の探索者達が出迎えた。

 皆が足を止め綺麗に直立し左胸に手を当て頭を下げる。

 三百人を超える集団が一斉に麗奈に敬意を示している光景は圧巻だった。

 ロベルトは改めて麗奈の凄さを実感した。


 そして麗奈は照れ臭そうな表情を浮かべ、

「もう。みんなそれ止めてって言ったでしょ?結構恥ずかしいんだから。さぁ皆お仕事よ、仕事に戻って」

 と、顔を赤らめながら俯く。


 麗奈の言葉を皮切りに『お帰りなさい』の言葉が重なり、麗奈を近くで見たい探索者達が押し寄せ、皆子供のように目を輝かせていた。

 探索者達にとって麗奈はヒーローであり伝説。

 このダンジョンの踏破者の一人。

 かつて伝説のパーティーの一人が麗奈なのである。


 集まった者達の中にはここのダンジョンで働く職員もいて涙を流す者もいた。麗奈が言葉を交わすと職員達は「たまにはうちのダンジョンに顔出して下さいよ」と懇願される。

 いつのまにか人集りは麗奈が歩く先を中心に左右に分かれ、さながらレッドカーペットを歩くような形式となっていた。

 麗奈が歩きながら言葉を交わす中、沙希とみなみは「これから焼肉行くんだー」と楽しそうに応えると何故か拍手が沸き起こる。


 沙希とみなみに早くもファンが出来たようで何度も話しかけられていた。

 二人は昨日、世間を賑わした当事者。オーガを殴っている動画やスパイダーマンごっこをして遊んでいる動画はバズって海外にも影響を及ぼしている。

 そんな彼女達を一目見ようと集まった探索者達は多かった。


 そしてロベルトはというと古くから付き合いのある探索者達に「麗奈さんをちゃんとエスコートしろ」「よぉモンゴリさん」などと揶揄われ、ツッコミのような反論をし、そのやり取りが笑いを誘っていた。

 この時、ロベルトは声をかけてきた探索者達を沙希とみなみに紹介していたのは、ロベルトの経験から二人が知っている探索者は多い方が良いと判断したからだろう。


 二人は魔物相手なら大丈夫だが人間相手だと未知数。何かあった時に顔見知りがいれば心強い。


 それから四人はロビーを抜けて街へ出るとスーツを着た壮年の男性が車の前で待ち構えていた。

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